◆本記事はプロモーションが含まれています。

【この記事のエキスパート】
医療系フリーライター:粟飯原 ももこ

医療系フリーライター:粟飯原 ももこ

2006年3月歯科衛生士免許取得。現在は3児の母親でもあり、日々仕事と子育てに奮闘中。

歯科医院勤務で得た経験を活かし、歯科に関するコラムを執筆・監修しております。歯科衛生士だからこそ得られる基礎知識や情報を、分かりやすく文章でみなさまにお伝えしていき、お口の中の健康を生涯に渡り維持できるようにサポートいたします!


歯科衛生士でもある、粟飯原ももこさんに取材し、歯磨き粉の選び方と市販のおすすめ商品を紹介します。フッ素は虫歯予防には欠かせない成分です。子供用から大人用まで集めました。さらに通販サイトの人気ランキングや口コミもあるので、きっとお気に入りが見つかります。

フッ素とは? 虫歯予防への効果は?

出典:Amazon

フッ素には、歯垢に潜む細菌の働きを抑え、虫歯の元となる酸の生成を防ぐ働きがあります。また、歯のダメージを補修して健やかな歯に戻す再石灰化の働きをうながします。

フッ素は虫歯を防ぐために歯科医院で子供に対して塗布することも多いですが、大人の虫歯防止にも効果的です。できるだけフッ素を長く口に留めるために、すすぎは1回にする、就寝前にフッ素配合歯磨き粉を使うなどが有効です。

フッ素配合歯磨き粉の選び方

まずは、フッ素配合歯磨き粉の選び方をおさえておきましょう! 医療系フリーライター・粟飯原ももこさんにもアドバイスをいただいたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

フッ素の濃度から大人用、子ども用を選ぶ

フッ素配合歯磨き粉は、商品によって配合されているフッ素の濃度が異なります。使用する人によってフッ素濃度を確認して選びましょう。

大人用は「950ppm以上」のものを選ぶ

出典:Amazon

フッ素濃度が高ければ高いほど、虫歯を防ぐ可能性が高くなります。以前まではフッ素配合歯磨き粉のフッ素濃度は1,000ppm以下という規定がありましたが、2017年3月より医薬部外品としての高濃度フッ素配合歯磨き粉は、1,000~1,500ppmの販売も承認されるようになりました。

大人用のフッ素配合歯磨き粉は、950ppm以上のものを選ぶとよいでしょう。

子供用は「1,000ppm以下」のものを選ぶ

出典:Amazon

子供がフッ素配合の歯磨き粉を使用する場合は、厚生労働省によると歯が生えはじめるころ~5歳ごろは500ppm、6~14歳は1,000ppm以下のフッ素濃度がよいとされています。

大人が使用する1,000~1,500ppmの高濃度のフッ素配合歯磨き粉は、15歳未満の子供には基本的におすすめできないため、注意が必要です。

なるべく研磨剤が入っていないタイプを選ぶ

出典:Amazon

研磨剤とは、歯垢や着色物などの汚れを落とす成分で「ケイ素」や「炭酸ナトリウム」がそれにあたります。研磨剤が多く含まれている歯磨き粉は、歯のエナメル質をキズつけてしまう可能性があります。フッ素配合歯磨き粉を選ぶ際は、できるだけ研磨剤が少ないものや、研磨剤が入っていないジェルタイプなどを選びましょう。

とくに、日本人向けではないホワイトニング目的などの歯磨き粉には、研磨剤が多く使用されているので避けるようにしましょう。

口内炎などがある場合は、低刺激のものを選ぶ

フッ素配合歯磨き粉は、できるだけ長くフッ素を歯にとどまらせることで高い効き目を発揮します。口のなかが荒れているときは、刺激が強い歯磨き粉を使用するとどうしても歯磨きをかんたんに終わらせてしまいがちです。口内に炎症がある場合や、刺激が苦手な方は低刺激タイプのフッ素配合歯磨き粉を選んで、しっかりと歯磨きを行ないましょう。

歯磨き粉のタイプで選ぶ

フッ素配合歯磨き粉は、歯磨き粉の形状によっていろいろなタイプがあります。使いやすいタイプの選び方を解説します。

商品数の多い「ペーストタイプ」

ペーストタイプは一般的な歯磨き粉の形状で、チューブ状の容器を押し出すとなかからペーストが出てきます。さまざまなメーカーからペーストタイプのフッ素配合歯磨き粉が発売されているので、幅広いラインナップからお気に入りのひとつを選べます。

残り量が少なくなっても出しやすいスタンディングチューブや、キャップと容器が一体化しているなど使いやすさにこだわった商品もあります。

伸びがよい低研磨の「ジェルタイプ」

出典:Amazon

ジェルタイプは、伸びがよくすみずみまでフッ素が行きわたりやすい歯磨き粉です。また、ジェルタイプには低研磨または研磨剤を使用していないフッ素配合歯磨き粉も多くなっています。

研磨剤が入っていないものは、歯の色素沈着を落とすのにはもの足りなさを感じるかもしれません。そのため、日中はホワイトニング歯磨き粉、寝る前はフッ素配合歯磨き粉と、目的別・シーン別で使い分けるとよいでしょう。

口内にサッとフッ素が行きわたる「液体タイプ」

出典:Amazon

液体タイプのフッ素配合歯磨き粉は、歯と歯の間や歯茎までフッ素などの成分をすばやく行きわたるのがメリットです。

ブラッシングに使う液体歯磨きのほか、歯磨きのあとにフッ素のみを塗布できるスプレータイプがあります。また口臭などほかの悩みも一緒にケアできるマウスウォッシュにも、フッ素が配合されているものもありますので、トータルケアを望まれている方におすすめです。

発泡性から選ぶ

フッ素配合歯磨き粉は、商品によって泡立ちが異なります。発泡性に重点を置いた選び方を解説します。

泡立ちがよい「高発泡タイプ」

高発泡性のフッ素配合歯磨き粉は、泡立ちがよいためブラッシングするときにしっかり磨けている、という磨き甲斐を実感できるのがメリットです。また口のなかをすっきり磨きたい、という人にも向いています。

一方、泡立ちがよすぎるとしっかりとうがいをしないと歯磨き粉が洗い流せません。うがいをしすぎると、フッ素が口のなかに留まってくれないため、フッ素配合歯磨き粉のメリットが得られにくくなります。

歯の様子を見ながら磨ける「低発泡タイプ」

出典:Amazon

低発泡性のフッ素配合歯磨き粉は、泡立たないためフッ素が口や歯に留まりやすいのがメリットです。また研磨剤を使用していない、または低研磨のものも多く、刺激も少ないため年齢層を選びません。

高発泡性に対して低発泡性は分かりやすく磨けているという感覚が得られにくいため、慣れないうちは使いづらさを感じる場合があります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)