日本防菌防黴学会は、2019年12月に日本感染症学会および日本環境感染学会が発足させた感染症予防連携プロジェクト「FUSEGU2020」に賛同し、新型コロナウイルス感染症に関する特集論文を無料で公開したことを明らかにした。

特集には、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) ~防菌防黴の観点から~」というタイトルがつけられており、日本防菌防黴学会編集委員長で摂南大学の渡部一仁 名誉教授の「はじめに」から始まり、全10編の新型コロナウイルス感染症に関する論文が掲載。を新型コロナウイルスの基礎知識や、インフルエンザを踏まえたマスクの感染予防効果、新型コロナウイルスに有効な消毒剤/除菌剤に対する考え方、看護の現場における感染管理手法などを読むことができる。

なお、各論文タイトルは下記の通り

  1. 都市災害としての COVID-19(新型コロナウイルス感染症)とその他のパンデミック
  2. 新型コロナウイルスの基礎知識、集団予防および生存性・不活化
  3. ウイルス感染症の診断と検査方法
  4. インフルエンザの予防とマスクの感染予防効果
  5. 新型コロナウイルスに有効な消毒剤/除菌剤
  6. 新型コロナウイルスパンデミック期における感染管理と看護
  7. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)地域感染期における看護の役割と看護体制のあり方の課題
  8. 医療従事者における感染制御、特に感染防護服の現状における問題点からの研究成果をふまえた提言 -将来への感染防護服の改良に向けて-
  9. 食品産業界におけるCOVID-19 への対応 -暫定ガイダンス-
  10. 学会として期待される活動