アンジェスは6月30日、同社と大阪大学が開発を進めている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けDNAワクチンの、第1/2相臨床試験を大阪市立大学医学部附属病院において開始したことを発表した。

同試験は、新型コロナに対するワクチンの実用化に向けた取り組みの一環であり、健康な20~65歳の志願者を対象とした、筋肉内接種における治験薬の安全性および免疫原性の評価を目的に実施されるもの。低用量(1mg)群15例と高用量(2mg)群15例に分けて、それぞれ2週間間隔での2回投与により評価を行う予定で、予定試験期間は2021年7月31日までとしている。

なお、開発に協力している大阪府では、2020年10月から対象の規模を増やす意向を示しており、なるべく早期の実用化を目指したいとしている。