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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子

ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子

武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。

音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。

現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。


優しい音色を奏でる小ぶりの弦楽器「ウクレレ」 は、弦の数も4本のみで初心者にもトライしやすい楽器。サイズが大小あり、それぞれ奏でる音に違いがあります。この記事ではウクレレの選び方と、フェイマスやカマカなど人気メーカーのおすすめ商品を紹介。初心者向けから上級者向けまでピックアップしています。

形・サイズ・素材
ウクレレの選び方

ウクレレを選ぶ場合、まず「ウクレレの種類」をメインに選びます。ウクレレはサイズによって音域が異なり、メジャーな小さいサイズのソプラノからもっとも大きいバリトンまで4種類のサイズがあります。

また、使われている木材や弦の種類によっても、音色の雰囲気や演奏のしやすさに違いが出ます。ウクレレの種類と選び方についてチェックしていきましょう。ポイントは下記の7つ。

【1】形
【2】サイズ
【3】ボディの素材
【4】弦の素材
【5】ペグの種類
【6】人気ブランド
【7】初心者はまず万円程度から

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】形から選ぶ

ウクレレには代表的な2つの形があります。【スタンダード】と【パイナップル】です。それぞれの形の特徴で音色にも違いがあります。

スタンダード初心者は演奏しやすい「スタンダード」

出典:Amazon

スタンダードは、ギターのような形をしておりくびれがある形状です。くびれがあるので初心者の人でも持ちやすく、演奏がしやすいです。

スタンダードは、ウクレレの定番といえるもので音色のバランスがとれており誰もが聞き馴染みのある音を奏でます。はじめてウクレレを演奏する人はスタンダードを選ぶのが無難です。

音色重視なら「パイナップル」

出典:Amazon

パイナップルは、スタンダードとは反対にくびれがないので、形が大きくなっています。面積が大きいことから音もよく響き、大らかな音色を奏でます。

日頃からスタンダードタイプを演奏をしていて、たまに気分を変えたくなった時にパイナップルタイプで演奏をするとより楽しさを感じることができるはずです。

【2】サイズで選ぶ

ウクレレには4種類のサイズがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

子供にも演奏しやすい「ソプラノ」

出典:Amazon

ウクレレの「最初の一本」を探している人や初心者の方は、ウクレレらしい軽やかな音色の「ソプラノ」がよいでしょう。一般的にイメージされるウクレレといえばこのソプラノで、全長520~540mm程度とウクレレのなかでもっとも小さく、手が小さい方・小さな子どもでも演奏がしやすいサイズ感です。

コンパクトで扱いやすく、バリエーションも数多くあります。

ソプラノよりひとまわり大きい「コンサート」

出典:Amazon

ソプラノよりひとまわり大きいサイズの「コンサート」は、ソプラノよりも低く深みのある音色で、音量が大きいことが特徴です。全長が約600mm程度とソプラノより長くなる分フレット数も増え、より幅広い音域に対応することができます。

音量が大きいため伴奏だけでなくソロ演奏にも向いており、ウクレレ奏者が使うウクレレはこのタイプが多くなっています。初心者でも演奏はできますが、初級からのステップアップや、少ししっかりウクレレの演奏を楽しみたい人に向いています。

迫力ある音色、大きめサイズの「テナー」

出典:Amazon

コンサートよりもさらに低く深みがある音色を奏でる「テナー」は、伸びやかな音を出すのに向いています。ウクレレ特有の軽やかな音色というよりギターに似た音質で、演奏する曲により表現力をつけることができます。

ウクレレ の本場ハワイでは、このタイプのウクレレを使う奏者が多く、フレットの間隔が広いため高音域が押さえやすいという特徴があります。初心者にとっては扱いにくいため、ある程度ウクレレを演奏できるようになった人の2本目のウクレレとしておすすめです。

力強い音色が出る大型サイズの「バリトン」

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「バリトン」は、数あるウクレレのなかでも重低音のベースのような音色で、音はギターに似ています。チューニングやコードなどがほかのウクレレと異なるため、一般的なウクレレとは別と考えたほうがよいでしょう。ウクレレのアンサンブルなどで重低音パートが必要なときなど、特別なシチュエーションで使われることが多いタイプです。

【3】ボディの素材で選ぶ

ボディの素材により奏でられる音に違いがあります。楽曲に合わせて選ぶのも大切です。

リズミカルなサウンドを奏でる「コアウッド」

移民が持ち込んだ楽器がハワイで独自に改良を重ねられ、現在の形となったウクレレ。ウクレレの楽曲の定番といえばハワイアンミュージックですが、ハワイ独自の木材「ハワイアンコア(コアウッド)」のウクレレは、ハワイ感あふれる南国系の音楽を演奏するのにぴったりです。ハワイアンコアはほかのウクレレに使用している木材よりもかたいため音がよく響き、歯切れのよいリズミカルなサウンドを奏でることができます。

ハワイアンコアは家具などにも使われるメジャーな木材ですが、最近では伐採に制限がかかっていることや、楽器に木材のよい部分を使うため、ハワイアンコアのウクレレは価格が高いことがネック。ウクレレの高級品の多くに、ハワイアンコアが使われています。

甘くやわらかめの音質の「マホガニー材」

「マホガニー」の木材はやわらかいため、マホガニー製のウクレレはあたたかみがあり伸びやかな音色を楽しめます。本来の「マホガニー」は希少種のため、マホガニーに特徴が近い代替材を「マホガニー」と呼ぶこともあります。

素材がやわらかく加工がしやすいため、マホガニー製のウクレレはほかの木材よりもコスパが高いものが多くあります。

優しいメロディを奏でる「マンゴー材」

マホガニーより、さらにやわらかく甘い音色を奏でるのが「マンゴー」製のウクレレです。しっとりとしたバラードなどの曲にぴったりの音を出すことができ、低音も伸びやかです。

マンゴー製のウクレレのボディは、それぞれ違った木目がそのまま表面に浮き出ているので、指紋のようにどれひとつ同じものはありません。自分の好みの木目を選ぶ、という選ぶ楽しさも味わえます。

パキッとした弾ける音色の「メイプル材」

美しい白木の「メイプル」は非常にかたく密度が高い木材で、音の反響や歯切れがよく、ガツンとした音を奏でます。メイプル素材のウクレレは数がそれほど多くはありませんが、弾むようなサウンドのファンも多く、ウクレレでロックやアップテンポの曲を演奏したい、という方は、メイプル製のウクレレを選ぶとよいでしょう。

アコースティックギターのような音色の「スプルース」

マツ科の針葉樹「スプルース」は、木材自体はやわらかく軽いという特徴があり、スプルース製のウクレレははっきりとした音を奏でます。スプルースは柔軟性と強度のバランスがいいため、ギターなどにもよく使われる素材です。スプルース製でもウクレレ全面に使われることはまれで、多くの場合裏面や側面にはハワイアンコアやマホガニーなどの異素材を使用します。そのためスプルースと組み合わせる木材によって音質が変わり、音色のバリエーションが広がります。

一音一音が際立ち、音色がはっきりとしているのでソロ演奏に向いています。

【4】弦の素材にも注目

ウクレレの弦は、メーカーオリジナルの弦もありますが、大きく「ナイロン弦」「フロロカーボン弦」「ナイルガット弦」の大きく3つに分けられます。それぞれ特徴についてみていきましょう。

出典:Amazon

初心者は「ナイロン弦」がおすすめ

一般的にウクレレに使用されている弦は「ナイロン弦」のものが多く、押さえやすくやわらかい音が出るという特徴があります。初心者の方は、このナイロン弦のウクレレからスタートすることが多いでしょう。

ナイロン弦にはやわらかめの音が出る一般的な「クリアタイプ」とメリハリのある音が出る「ブラックタイプ」があり、ブラックの弦を張ると見た目にも違った雰囲気のウクレレになります。

耐久性のある「フロロカーボン弦」

釣り糸と同じ素材の弦が「フロロカーボン弦」です。ナイロン弦より「かたく伸びにくい」という特徴がありますが、細めで押さえやすく、しっかりした音量で演奏することができます。フロロカーボン弦のかたく細い弦は、つややかな音色を出したい人に向いています。

フロロカーボン弦にもクリアタイプと黒・褐色などカラーのタイプがあり、クリアタイプはツヤのある音色、カラータイプはやや太めの音が出るものが多くなっています。

個性的なサウンドになる「ナイルガット弦」

「ナイルガット弦」の「ガット弦」とは、かつてのウクレレやクラッシックギターの弦に使われていた羊などの動物の腸から人工的に作られたもので、傷みやすくチューニングも不安定という弱点がありました。

「ナイルガット弦」はナイロンとガットを合わせた造語で、ガット弦をナイロンで人工的に再現したものです。耐久性を上げ、ガット弦に似た個性的なサウンドを出すことができます。ナイルガット弦のウクレレを製造しているメーカーは限られ、現在ナイルガットといえば「Aquila(アクィーラ)」が一般的です。張りが強いため古い楽器には向きません。

【5】ペグの種類も確認する

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初心者もチューニングしやすい「ギアペグ」

現在のウクレレでは一般的な「ギアペグ」は、ヘッドから横にペグがはみ出ており、裏面にギアがついているタイプです。ギアが噛むことでボタンの稼働が1:14の割合でよりこまかく調整でき、またギアが入っていることで弦がゆるみにくくなるため弦の安定性が高まります。操作性が高く、初心者の方でもチューニングしやすいタイプです。

素早くチューニングできる「ストレートペグ」

旧来のウクレレ音程のスタイリングを重視する方向けの「ストレートペグ」。1:1の可動構造でツマミを回した分だけストレートにペグが回って弦が巻かれ、慣れれば素早くチューニングすることが可能ですが、弦がゆるみやすく、慣れるまでに多少時間がかかるかもしれません。

表面につまみが見えないのでウクレレの見た目がスッキリする、というメリットもあります。

日本製も
人気のブランドから選ぶ

ウクレレはハワイ発祥の楽器でハワイ製のものが多くあります。歴史のあるハワイだけでなく日本でも半世紀以上前から作られていました。それぞれの特徴を比べながら参考にしてください。

Famous(フェイマス)

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Famous(フェイマス)は、1955年からの歴史ある日本のメーカーです。日本製のウクレレとして半世紀の間多くの人に愛されています。

弾きやすさ、音色のこだわり、品質管理の徹底にこだわり、出荷時には一つずつ丁寧に検品を行うなど日本人の真面目さを感じさせられます。

KAMAKA(カマカ)

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KAMAKA(カマカ)は、100年以上の歴史を持つハワイ最古の代表的なブランドです。ジェイク・シマブクロを筆頭に世界中のウクレレ奏者から愛用されています。

KAMAKA(カマカ)の特徴はなんといっても、音の質へのこだわり。全てのモデルがハワイで作られており、有名な映画でも使用されたこともある。

KALA(カラ)

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KALA(カラ)は、2005年にアメリカのカリフォルニア州で創業されたウクレレメーカーです。クオリティの高いものでありながら、リーズナブルな価格帯から世界中に多くファンがいます。

持ち運びがしやすい、トラベルウクレレやベースタイプなどユニークなモデルまで様々あります。アメリカ本土だけでなく本場・ハワイでも人気のあるブランドです。

遊び感覚か本格的か
【7】初心者は無理せず1万円程度のものでも十分

ウクレレはお土産やおもちゃなど多くのラインナップがあるので、ウクレレを本格的に始めようとしている人からしたらどの価格帯のものを購入したら良いのか悩んでしまうことも。

本格的にウクレレを演奏したいなら、やはりおもちゃレベルのものを避けましょう。とは言っても、いきなり無理して高価なものを購入する必要もないでしょう。最近では、1万程度でもクオリティがかなり高いものがあります。

お金に余裕がある人はワンランク上のものを。今の自分のレベルに合わせたものを選ぶといいですね。

元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんがアドバイス
ウクレレで気軽に音楽を楽しもう

【エキスパートのコメント】

ウクレレは、ハワイで生まれたギター属の楽器。ポルトガルのギターから発展したものと考えられています。ポロンとやさしい音色が特徴で、家でも騒音を気にせず気軽に奏でられるのがいいです。選び方のおすすめはまず抱えやすい大きさかどうか。弾き語りを楽しみたいならソプラノやコンサートサイズがいいでしょう。素材、弦、ペグまわりも気にしてみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)