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【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。
雪山には欠かせないハードシェルジャケット。ノースフェイスやミレーといった人気ブランドから耐寒性や防水性、透湿性に優れた製品がメンズ・レディース問わず多数販売されています。この記事では雪山登山向けハードシェルジャケットの選び方とおすすめ商品を紹介します。
登山愛好家が教える
雪山登山に! ハードシェルジャケットの選び方
いろいろな機能が搭載されて、選択肢も多いハードシェルジャケット。雪山ならではの厳しい条件に対応ができるもの、また便利な機能が備わったものもあるので、 ハードシェルジャケットの特徴をそれぞれみていきましょう。ポイントは以下です。
【1】サイズは「少し大きめ」がベター
【2】色選びは「派手色」を意識
【3】透湿性が高い素材を選ぶ
【4】ベンチレーション(通気口)の大きさや位置をチェック
【5】防寒性をアップする機能が備わっているか
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】サイズは「少し大きめ」がベター
選択の大きなポイントとしては、まずはサイズです。ジャストフィットなものだと、ジャケットの下にレイヤーが着にくくなり、動きづらさも出てきます。ふだん使いでは大きいかもしれませんが、冬山で使うことを考えて選んだ方がいいでしょう。
【2】色選びは「派手色」を意識
意外と盲点なのが、色選び。雪山登山用に選ぶ場合は、色は自然界にない派手な色を選んだ方が遭難などのケースでは見つけやすいというメリットがあります。
普段のおしゃれ着として着たい方はお気に入りの色で構いませんが、登山用に買う方は色も立派な機能だということを意識しておきましょう。
【3】代表素材はゴアテックス! 透湿性が高い素材を選ぼう
ハードシェルウェアは防水加工が施されているので、雪や雨などの侵入は防いでくれますが、そのぶん汗をかくと湿気や熱もこもりがちになります。
湿気や体の熱を逃がしてくれる素材でよく知られているのが「ゴアテックス」です。ただしゴアテックスは価格が高いので予算によっては難しい場合もありますよね。ゴアテックス以外にもメーカー独自の透湿性と防水性を兼ね備えているものもあるのでチェックしてみてくださいね。
【4】ベンチレーション(通気口)の大きさや位置をチェック
ベンチレーションとは通気口のことで、わきの下部分にファスナーで開閉するところがついているものが多いです。また、ポケットもベンチレーションとして大切な存在。
ジャケットの内部にこもった熱や湿気を逃がすためにも必須なので、位置や個数の確認は大切です。また小さすぎるベンチレーションは、そのぶん熱も逃げにくいので合わせて大きさの確認も忘れずしましょう。
【5】より防寒性をアップする5つの機能はコレ!
寒い雪山では、なによりも防寒対策は必須ですよね。顔まわりの防寒、ジャケットの裾まわりの防寒など、どちらも寒さを軽減させたり、また雪の侵入を防ぐためにも大切です。それぞれの特徴をくわしくみていきましょう。
吹雪から顔を守る! 長くて立体的な「ネックガード」
雪山では吹雪くこともありますよね。顔に雪が当たると痛みを感じる場合もあるので、立体的なネックガードがあると鼻あたりまでガードでき安心感もあります。
内側に貼られている素材も大切です。肌に感触のいい素材が貼られていないと低温下では冷たく感じ、肌と擦れて痛い場合も。鼻あたりまで覆えるのか、高さの確認もしましょう。
「スノースカート」で裾からの雪をシャットアウト
スノースカートとは、ジャケットの内側にある雪の侵入を防ぐもの。深雪でのラッセルなど、ハードな動きで思っている以上にジャケットの裾から雪が入ってくるため、スノースカートがあるほうがいいでしょう。
スノースカートはボタンやゴムでウエスト部分に密着させることができますが、スキーなどで体を動かすと熱もこもるので、温度調節のためにも取り外しが可能なものを選ぶほうが便利ですね!
スムーズに開閉できるジッパーか確認する
ジャケットのジッパーやベンチレーションのジッパー、また小物などを収納するポケットのジッパーは、グローブをつけたままでも開け閉めしやすいものがベストですよね。
ジッパー自体が太めのものを使用し多少の雪が固まっても開け閉めしやすいものや、開け閉めは多少しにくいけど完全防水にするため止水ジッパーを採用しているものなどさまざまです。グローブをつけたままの操作性に注目しましょう。
収納機能はじゅうぶん? ポケットの使いやすさも確認
ハードシェルジャケットの場合、ポケットの位置や大きさ、数も重要になります。バッグを背負ったままでも取り出しやすい位置にあるとスムーズで無駄な動きがいりませんよね。また大きな内ポケットがあるとゴーグルやグローブも収納することができます。
ただ、ハードシェルジャケットのポケットはベンチレーションも兼ねているため入れたものが湿りやすくなります。そこは意識しておくといいですね。
安全性をアップする! フードもチェック
ハードシェルジャケットのフードは、多くのものがヘルメットを装着しても余裕をもってかぶれる作りになっているので、ジッパーを閉めると鼻元まですっぽりと覆われてしまいます。
防寒のためにはいいですが、なかには大きすぎてダブつくケースも。そんなとき便利なのが調整用のベルトやコード。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)