コカ・コーラシステムはこのほど、「ゴミの分別に関する意識調査」を実施、結果を公表した。同調査は2020年4月28日・29日、全国の20代〜50代の男女400人を対象にインターネット調査にて行った。

  • 新型コロナウイルス感染症の影響で、約8割が家で過ごす時間が増加

昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により企業がテレワークを促進している中で、在宅時間が増えている。そのため、家事に関わる時間も増加し、普段よりも家事に関するストレスを感じやすい傾向がうかがえる。

「家で過ごす時間は外出自粛前と比べ、どれくらい増えたか」という質問では、約8割が「増えた」と回答、増えた時間が「8時間以上」と答えた人が約3割(27.3%)で最も多くなった。

「外出自粛前に比べ、ゴミ分別のストレスは増えたか」という質問では、約7割(72%)が「増えている」と回答。中でも外出自粛を機に在宅勤務になった人においては、約8割(77.5%)がゴミの分別のストレスが増加しており、よりゴミの分別のストレスを感じている傾向が高いことがわかった。

  • 家で過ごす時間の増加に伴い家事の負担が増え、約7割がゴミの分別のストレスを実感

一般的に「家事」と言っても、家事の中には、細々とした作業ではっきり名前を付けられない「名もなき家事」 というものが存在している。 「外出自粛前と比べて、名もなき家事の存在を実感したか」について質問したところ、約6割(57.8%)が「実感した」と回答した。

  • 2人に1人(半数以上)が「名もなき家事」の存在を実感、それらに負担を感じている

中でも、外出自粛を機に在宅勤務になった人においては65.2%が「実感した」と答えた。また、男女別に比較してみると、男性の50%が実感しているのに対し、女性は65.5%と、特に女性が実感していることが明らかとなった。

また、「外出自粛前と比べて、名もなき家事について負担を感じるか」と質問したところ、約6割(56.3%)の人 が「感じる」と回答。中でも、在宅勤務になった人の60.5%が負担を感じている。こちらも男女別に比較してみると、男性の48%が負担を感じているのに対し女性は64.5%と、特に女性が負担に感じていることが判明した。

  • 「外出自粛前と比べて、名もなき家事について負担を感じる」人は約6割(56.3%)

「ストレスだと感じるゴミの分別作業」について調査したところ、全体の1位は「段ボールをつぶして、まとめる」(23.6%)、同率2位「ペットボトルのラベルはがし」「びん、かん、ペットボトルのすすぎ 」 (各22.5%)となった。男女別にみると、男性の1位は「ペットボトルのラベルはがし」(24.5%)、女性の1位は「段ボールをつぶしてまとめる」(30.5%)という結果になった。

  • ストレスだと思うゴミの分別作業、1位「段ボールをつぶして・まとめる」、2位「ペットボトルのラベルはがし」

  • 男女別では男性1位「ペットボトルのラベルはがし」、女性1位は「段ボールをつぶして・まとめる」

さらに、「パートナーに手伝ってほしいゴミの分別」について調査したところ、 男性1位は「ペットボトルのラベ ルはがし」(22.4%)、女性1位は「段ボールをつぶして、まとめる」(50.9%)となり、「ストレスだと感じるゴミの分別作業」と同順位となった。男女ともにストレスに感じている分別をパートナーに手伝ってほしい傾向にあることがわかった。

  • 男女ともに、ストレスに感じている分別をパートナーに手伝ってほしい

行っていないゴミの分別作業があると回答した人にその理由を聞いたところ、「めんどうだから、手間がかかるから」(29.5%)という回答が1位となった。

  • ゴミの分別が十分にできていない理由、1位は「めんどうだから、手間がかかるから」(29.5%)