ルネサス エレクトロニクスは10月24日、半導体IPの販売拡充を目的に、7nmプロセスを採用したSRAMやTCAM、Ethernet TSNなどの最新規格に基づいたIPの提供を開始すると発表した。

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    IPライセンス販売の拡充イメージ

また、IPの提供のほか、ユーザーの半導体開発設計支援に向け、半導体の受託開発を行うデザインハウスやツールベンダなどの開発パートナーを紹介するサポート業務も併せて開始するとしており、これによりカスタムASICやFPGA開発のハードルを下げたり、上級者のユーザーであっても先進IPを活用したモデルベース設計開発環境の提供など、開発の効率化をより図ることが可能になると同社では説明している。

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    ルネサスによる開発パートナー紹介のイメージ

なお同社では今後も提供可能なIPの拡充を図っていくとしており、2019年6月のVLSIシンポジウムで発表されたPIM(Processing-in-Memory)なども提供していく予定としており、サポート体制の拡充と併せて、IP市場の拡大を図っていくことで、当該事業について年率10%以上の成長を目指すとしている。