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【この記事のエキスパート】
フードスタイリスト・料理家:江口 恵子
ナチュラルフード&スイーツカフェ ORIDO吉祥寺オーナー。
雑誌、広告、WEBサイトなどで、素材感、空気感のあるスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。
講演会、料理教室、ケータリング、カフェとあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりのおいしくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。
健康・美容によいビタミンEやセサミン、リノール酸などが含まれている「ごま油」。香り高い焙煎ごま油のほかに、香りも色もない太白ごま油もあります。この記事では、美味しいごま油の選び方とおすすめ商品を紹介します。オーガニックや無添加の商品もピックアップ!チャート図に基づいたタイプ別診断も試してみてくださいね。
ごま油とは?
一般的なごま油は、白ごまを焙煎して油分を搾ったものです。ごま独特の香ばしさがあり、琥珀色をしているのが特徴です。製法によっては香りや色が異なります。
ほかの食用油と比べると酸化しにくい特徴もあり、さまざまな料理に使っておいしいおかずを作ることができます。酸化しにくいとはいえ、高温多湿を避け光の当たらない冷暗所で保存するのがおすすめです。
ごま油の魅力は?得られる健康効果
ごま油の原材料の白ごまには、リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸が多く含まれます。脂肪酸はコレステロール値を下げ、善玉コレスレロールを増やしてくれるとされます。また、ビタミンEやごまにしか存在しない成分のゴマリグナンなどの抗酸化物質が含まれています。
健康に気を使う方にごま油が好まれているのは、このような栄養素がごまにたっぷり含まれているからといえます。
また、健康に気を使われている方におすすめしたいのが、オメガ3脂肪酸の一種「α-リノレン酸」を豊富に含む【えごま油】と、オメガ9系脂肪酸の「オレイン酸」やオメガ6系脂肪酸の「リノール酸」といった脂肪酸を豊富に含んでいる【米油】もおすすめ。こちらもぜひチェックしてみてください。
ごま油の選び方
フードスタイリスト・料理家の江口恵子さんに、ごま油を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
【1】種類で選ぶ
【2】製法で選ぶ|圧搾法と玉締め法に注目!
【3】純正か調合タイプか
【4】産地に注目
【5】容量・ボトルもチェック
それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
【1】種類で選ぶ
ごま油は、焙煎ごま油、低温焙煎ごま油、太白ごま油の3種類があります。目的や使う場面に合うタイプを選びましょう。
焙煎ごま油|ごま油の定番!香りづけや調味料に
一般的にごま油というと「焙煎ごま油」。白ごまを煎って作るため、油は濃い茶褐色です。
【エキスパートのコメント】
文焙煎深めの、色も濃く香りも強めの濃いタイプは、塩とごま油だけでも味が決まります。サラダや冷や奴、ナムルなどの野菜の和え物をとてもおいしく作ることができます。
ただ、濃厚なタイプのごま油は、主張もそれなりに強いので、料理によっては香ばしい香りが味を邪魔することもあります。
低温焙煎ごま油|素材の味を生かす天ぷらなどに
白ごまを低温で煎って作ったごま油が「低温焙煎ごま油」。「焙煎ごま油」よりも淡い色とやわらかいごまの香りが特徴です。
素材の味を生かす料理、天ぷらやマリネ、サラダなど、和食にも洋食にも幅広く使えます。
【エキスパートのコメント】
ごま油好きには少しもの足りなく感じるマイルドタイプは、炒め物、和食、アジアンスイーツなどともマッチするので、幅広く使うことができます。
太白ごま油|お菓子作りやドレッシングにも
ごま油=香ばしい茶色いタイプというイメージがまだまだ強いかもしれませんが、「太白ごま油」という、生のごまを焙煎しないで作られる、透明で香りのしないタイプも最近では増えてきました。
ごまを焙煎せず、生のまま圧搾し抽出する製法で、すっきりとした味です。クセがなく香りもほとんどありません。
【エキスパートのコメント】
クセがなく、さらりと軽いので、お菓子作りやドレッシングなどに向いています。価格は高いのですが、コストを考えなければ、天ぷらなどの揚げ物もカラリと軽く揚がり、揚げ物もおいしく作ることができます。
【2】製法で選ぶ|圧搾法と抽出法
スタンダードな融解法と手間のかかった「圧搾法」
【エキスパートのコメント】
太白ごま油には多いこのタイプ。化学的に融解してごまから油を抽出するのではなく、圧力をかけ搾ることで、ごま本来の味と香りを残し、後味もさっぱりでスッキリとした印象の油ができます。
特に表示がなければ、融解タイプのことがほとんどです。味だけではなく、酸化など、体へのダメージも考えるなら、圧搾法のごま油を選ぶことをおすすめします。
玉締め法は上品で雑味のない味に
【エキスパートのコメント】
圧搾法と同じく、薬材などの添加物を使って融解するのでなく、昔ながらの圧搾機で搾っていくタイプのごま油。
高い圧をかけて一気に搾るのではなく、時間をかけて和紙などを使って搾っていくので、ごま本来の風味を損なうことなく上品な風味で雑味のない味わいです。料理との馴染みもとても良いです。
抽出法は価格が安く気軽に使える
ごまから油を抽出するときに化学溶剤を使って油を搾り取る製法です。ごまの油を余すところなく絞り出すことができるため、価格が安いのがメリットですが、ごまの香りや味わいは、圧搾法や玉締め法より落ちるものが多くなります。
【3】純正か調合タイプか
ごま油には、ごまの油を100%使った「純正ごま油」と、ごま油を60%以上使い、なたね油などごま油以外の油を配合した「調合ごま油」があります。ごまの風味を楽しみたいなら、価格は高めながら栄養価も高い純正ごま油がおすすめ。逆にすっきりした味わいのごま油が好みなら、価格の安い調合ごま油でもよいでしょう。
【4】産地に注目
【エキスパートのコメント】
韓国産は少量でもしっかり味と香りがします!
日本のものに比べると色も香りも強めですが、ナムル、チジミ、焼肉のタレなど韓国料理には欠かせません。韓国産は、少量でもしっかり味と香りがするので油を控えたい人にもピッタリです。
最近は、韓国食材のお店などの専門店に行かなくても買えるようになり、より身近な存在となりました。若い女性から料理好きのベテラン主婦まで幅広く人気です。
【5】容量・ボトルもチェック
たくさんあるごま油の中から自分にあうごま油を探したり、日常の食卓にも取り入れたりするために、まずはボトルサイズを基準に選んでみるのもひとつの方法です。
風味を試してみるなら、ミニボトルタイプ
「どんな味なのかちょっと試してみたい」という人は、ミニボトルタイプのごま油を選びましょう。少量タイプなら料理に合うかどうか気軽に試すことができ、複数そろえて味を比べてみることも可能です。また、ごま油をより新鮮な状態でストックしておけるのもメリットといえます。
食事中にちょっとだけ使うなら、押し出しボトルタイプ
冷奴や卵かけごはんなど、食事中に「ちょっと味を足したい」と思うことはありませんか? そんなときは、一滴ずつごま油を出して使える、押し出しボトルタイプのごま油を選びましょう。ミニサイズのボトルなら、醤油や塩などと一緒に食卓専用の調味料として常備しておくことができます。
メーカー・ブランドの特徴・比較
メーカー・ブランドによって特徴はさまざま。どれがいいか迷ったら、メーカーやブランドで選ぶのもいいでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
九鬼産業|無添加にこだわり
明治19年に創業した老舗のごま製品メーカーが九鬼産業。三重県四日市市に本社を構え、ごま油やいりごま、すりごま、ねりごまなど、さまざまなごま製品を取り扱っています。
厳選されたごまを使用し、独自の製法で焙煎・圧搾することで、香りや風味が豊かに仕上がっています。いろんな料理に合うラインナップで、家庭用だけでなく、業務用も取り揃えていますよ!
かどや製油|トクホのごま油も
かどや製油は、安政5年(1858年)に創業された老舗のごま製品メーカーです。ごま油や食品ごま、ねりごまなどを製造・販売しています。
見たことがある人も多いだろうパッケージデザインが特徴的で、有名な『純正ごま油』は、厳選されたごまを使用し、伝統的な製法で焙煎・圧搾することで、香ばしい香りと豊かな風味を実現しています。業界初の特定保健用食品(トクホ)として認定された商品も!
山田製油|熟練の職人が手がける
山田製油は、京都府京都市西京区に本社を構える老舗のごま製品メーカー。「ごまかしなしのごま油」をモットーに、伝統的な製法で高品質な商品を展開しています。
一度だけ絞ることで、純粋で濃厚な風味を持つごま油が魅力。また、職人がごまの状態を見極めて、天候や湿度に応じて焙煎具合を調整しており、香りが段違いにいいです。定番のごま油だけでなく、黒ごま油、金ごま油、エキストラバージンごま油など、豊富な商品バリエーションがあるので、好みの一品を見つけてみてください!
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)