米IC Insightsは8月20日(米国時間)、2018年上半期(1~6月期)の半導体企業の業績ランキングトップ15を発表した。

トップ15社の本社が設置された国・地域を見ると、米国が7社、欧州が3社、韓国と台湾が各2社、日本が1社となっている。なお、シンガポールに登記上の本社を置いていたBroadcomは、4月に本社を米国に移したことから、今回の集計では米国企業として扱われている。また、この半導体ランキングはICのほか、光学デバイスやセンサ、デイスクリート素子を含むほか、半導体企業というくくりには、IDMヤファブレスのほかファウンドリも含む扱いとなっている。

  • 2018年上期における半導体企業売上高ランキング・トップ15社

    2018年上期における半導体企業売上高ランキング・トップ15社(ファウンドリを含む) (出所:IC Insights)

2018年上期におけるトップ15社の売上高合計は、前年同期比24%増の1823億3300万ドル。トップ15社中11社が前年同期比で2桁の成長を達成しており、うち7社(Samsung Electronics、SK Hynix、Micron Technology、東芝/東芝メモリ、Western Digital/SanDisk、NVIDIA、STMicroelectronics)が20%以上の成長を達成。中でもDRAMトップ3(Samsung、SK Hynix、Micron)は、いずれも同30%以上の成長を達成するといった驚異的な伸びを見せた。

ちなみにトップ15社に、TSMC(ファウンドリ)が含まれるが、もしファウンドリを除外した場合には、15位にはAppleが入ってくる。Appleは、独自設計のMPUを自社製品のみに使っており、外販はしていないので、半導体サプライヤとして集計するのは変則的であるが、半導体企業としての規模がいかに大きいかを知らせるために同社ではランキングに含めているという。このAppleの2018年上期のSoCおよびその他のカスタムデバイスの「販売価値」(もしも外販したと仮定して見積もった場合の売上高)は35億ドルと同社では推測している。

2018年上期の順位を2017年通年の順位と比較すると、メモリバブルで高い成長率を達成したSK HynixがTSMCを抜いて3位に浮上した点が注目される。また東芝がTIを抜いて8位となり、2017年の15位であったWestern Digital/SanDiskも11位に浮上したほか、昨年ランク外に消えたMediaTekも15位に返り咲くなど、メモリ企業を中心とした変動が見られた。

なお東芝メモリの売却は、2018年第2四半期(4~6月期)の途中に完了したが、東芝のグループ(東芝+東芝メモリ)の同四半期の半導体売上高には、NANDのほか、東芝本体に残ったシステムLSIやディスクリートが含まれており、その内訳は、システムLSIが4億6800万ドル、ディスクリートが3億1500万ドル、NANDが31億700万ドルで、グループ合計で38億9000万ドルとなっている。また、成長率は前年同期比25%と、トップ15社平均(24%)並みで、DRAMの価格高騰の恩恵を受けている他のメモリ大手の成長率に比べては低いものとなっている。