北海道函館市の五稜郭で、戊辰戦争の舞台となった五稜郭にまつわる歴史を後世に伝える「箱館五稜郭祭」が開催される。期間は5月17日~18日。

祭りの舞台は「五稜郭」

「いかに土方歳三になりきれるか」を競い合うコンテストも

同祭りは、日本が近代国家に移行する最後の戦い「戊辰戦争」の舞台となった「五稜郭」について、史実と合わせ歴史的遺産として長く後世まで伝えることを目的とし、昭和45年(1970)にはじまった。

45回目となる今回は、17日に「中島三郎助父子最後之地」、「土方歳三最期之地」、「碧血碑」、「箱館戦争供養塔」など箱館戦争ゆかりの地を巡る「碑前祭」を開催。また、函館の地で最期を迎えた新選組副長・土方歳三を演じる「第27回 土方歳三コンテスト全国大会」を、五稜郭タワー1階アトリウムで実施する。

18日の「維新行列・音楽パレード」では、戊辰戦争当時の旧幕府軍・官軍に扮した行列が町を練り歩く。行啓通りで戦闘シーンのパフォーマンスを見ることができるほか、五稜郭公園特設ステージで、五稜郭明け渡しを再現する「開城セレモニー」も行われるとのこと。

「箱館五稜郭祭」の様子