画像を生成できるAI「DALL・E 3」が使える強みとは

Copilotモバイルアプリの強みの一つに画像の自動生成機能がある。Microsoftは生成AI技術を使った画像の自動生成サービスを提供している。Copilotモバイルアプリからもこの機能が使え、スマートフォンで撮影した写真に基づいた画像の生成などを指示することができる。

連載のこれまでの回はこちらを参照。

生成AI＆画像の自動生成

生成AIは大量の文章を理解する能力、および、理解に基づいて文章を生成する能力に優れている。ただし、この技術の適用範囲は文章にとどまらない。この技術は画像に対しても音声に対しても適用できる。

生成AI技術を使った画像の自動生成にはいくつかの実装系があるが、その一つにOpenAIの開発した「DALL・E 3」がある。

DALL・E 3は自然言語のプロンプトに基づいて独創的な画像を生成することができるシステムで、ChatGPTと連携して言葉から画像を生成する能力を提供している。DALL・E、 DALL・E 2に次ぐバージョンであり、プロンプトで指定される内容をより適切に理解してより高解像度な画像を生成できる。

MicrosoftはOpenAIと近しい立場にあり、OpenAIの技術を利用しやすい状況にある。MicrosoftはすでにImage CreatorでOpenAIのDALL・E 3を使った画像生成サービスを提供しており、Copilotのモバイルアプリからも使用できるようになっている。

画像を生成するためのセットアップ

画像を生成するには設定が必要になる。まずは、何もせずに画像の生成にトライしてみよう。

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  Copilotモバイルアプリを起動

次のように、プロンプトに「梅が咲き誇る春の日本の自然公園を描いてください」と入力する。

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  「梅が咲き誇る春の日本の自然公園を描いてください」と指示

すると、以下のように画像を生成するといったメッセージのあとに「サインインしてください」といった旨のメッセージが表示される。Microsoftアカウントでサインインしないと使えない仕組みになっている。

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  画像を生成するにはサインインせよといったメッセージが表示される

上のスクリーンショットのように、左上に「サインイン」といった表示があるので、サインインをタップしてサインインを行う。

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  サインインを行う

サインインが完了すると次のように左上に出ていた「サインイン」が表示されなくなる。

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  サインインした状態

これでCopilotモバイルアプリの準備は完了だ。