パナソニック コネクトは、堅牢PC「TOUGHBOOK(タフブック)」シリーズの新モデルとして、12.4型の2in1 PC「FZ-34」を2026年10月から順次発売する。価格はオープンで、導入内容によって異なる。

製造業や建設、インフラ保守、災害支援などの過酷な現場での利用を想定し、堅牢性やバッテリー性能を強化したほか、Intel Core Ultra シリーズ3プロセッサを搭載しタフブックとして初めてCopilot+ PCに対応した。

  • タフブック FZ-34。

    タフブック FZ-34。

AI活用を見据えたCopilot+ PC対応

FZ-34は、ノートPCとして利用できるほか、キーボードを取り外して堅牢タブレットとしても使用可能。例えば建設現場では図面確認や現場撮影をタブレットで行い、事務所へ戻った後はノートPCとして報告書作成やデータ入力に活用できる。

プロセッサにIntel Core Ultra シリーズ3を採用。AI処理性能を強化し、タフブックとして初めてCopilot+ PCに対応した。現場で収集したデータの分析や業務支援など、AI活用を前提とした運用も想定する。

堅牢性では、MIL-STD-810Hに準拠した180cm落下試験をクリア。製造工場や建設現場など粉塵や水しぶきが多い環境を想定し、ノートPC形状でIP65、タブレット形状ではIP66の防塵・防滴性能を備える。マイナス10℃から50℃までの温度環境への対応も従来から引き継いでいる。

画面は感圧式タッチ操作に対応し、従来の12.0型から12.4型(1,920×1,280ドット)へ拡大した一方、色再現性などの観点から輝度を従来の最大1,200nitsから最大1,000nitsへ下げた。カメラの画素数は12.6MP(F2.0)へ向上。メモリは16GB、ストレージは512GB SSDで、タブレットとキーボードを組み合わせた本体サイズは313.0×288.4×46.1mm、重さは約2.571kgから。

  • FZ-34の天板。モジュラー構造となっており見た目も格好いい。バッテリーも2基搭載できる

    FZ-34の天板。モジュラー構造となっており見た目も格好いい。バッテリーも2基搭載できる

5G対応やモジュラー構造で柔軟な運用

天板エリアはユーザーが後から機能を追加できるモジュラー構造。ICカードリーダーやバーコードリーダー、HDMI出力、バッテリーなどを追加できる拡張モジュールを必要な業務に応じて追加できる。

バッテリーは新たに、レッツノートで採用しているパウチセルを導入し(従来は円筒型セル)、安全性を維持しながら軽量かつ大容量となった。繰り返し充電によるバッテリー劣化や、低温時の電圧降下も従来から抑えられている。

バッテリーは最大2基搭載できる。1基のみ(標準構成)では約13時間の動画再生が可能で、オプションのセカンドバッテリー装着時には最大約26時間の連続駆動を実現する。電源を切らずにバッテリー交換できるホットスワップ機能も備え、長時間の保守作業や屋外業務での継続利用を支援する。

通信面では5G対応モデルも用意。高画質画像や動画のリアルタイム送信が可能となり、遠隔支援や設備点検、現場からのデータ共有業務の効率化に貢献するとしている。

  • 画面(タブレット部)とキーボード部を分離して使える

    画面(タブレット部)とキーボード部を分離して使える

  • 画面を相手側に向けて装着することも可能

    画面を相手側に向けて装着することも可能