北海道電力は6月25日、道南地域における洋上風力発電の早期実現に向けた基盤整備を目的とする新会社「道南洋上風力プラットフォームズ」を7月に設立すると発表した。新会社は、洋上風力人材育成事業(トレーニングセンター)の運営を中心に取り組むとしている。

  • 北海道電力 ロゴ

    北海道電力 ロゴ

「洋上風力発電」について

洋上風力発電は、再生可能エネルギーの主力電源化に向けて重要な役割を担っており、北海道においても導入拡大が期待されている。とりわけ道南地域は、松前沖・檜山沖が再エネ海域利用法に基づく促進区域として位置づけられた導入エリアであり、同社も事業化に向けて取り組んでいる。

一方で、洋上風力産業を地域に定着させ、産業とともに地域の持続的な発展を図るためには、地域に根差した人材の確保・育成と、それを支える基盤整備が必要だとされる。こうした観点から、同社はこれまで、洋上風力発電のメンテナンス人材の育成に係る環境整備の検討を進めてきた。

新会社設立について

今後は、同日設置した「洋上風力推進本部」のもと、北海道における洋上風力発電の実現に向けた開発検討の強化に加え、事業環境整備に向けた取り組みを推進していくとしている。今回の新会社設立は、同推進本部による取り組みの第一弾と位置づけられている。

同社はこの取り組みを通じて、道南地域における洋上風力関連産業の基盤整備を進め、洋上風力発電の円滑な導入・拡大および地域経済の活性化と、持続可能なゼロカーボン北海道の実現に向けて、引き続き地域とともに取り組んでいくとしている。

新会社の所在地は北海道函館市。代表者は新沼彰人氏、出資比率は北海道電力100%。事業内容は、風力発電に従事する技術者および専門人材の育成・教育事業、風力発電に関する調査・企画およびコンサルティング事業としている。