ENEOSリニューアブル・エナジーは6月24日、和歌山県日高郡日高川町で運転する「JRE 日高川太陽光発電所」において、太陽光パネルの入れ替えによるリパワリングを実施していると発表した。発電量の最大化と、発電所の長期にわたる安定・安全な維持管理を目的としたもので、取り外した既設パネルはPower eeeと連携し、再資源化およびリユースを進めるという。
リパワリングは、既存発電所の一部設備を更新することで発電効率を向上・回復させる取り組み。同社は、既存設備に対する適切な発電量評価をもって適宜リパワリングを実施することが、中長期的に安定した発電効率の維持につながるとしている。
取り外した既設パネルについては、関係法令および監督行政の指導・助言などを踏まえ、処理管理体制を整備したうえで適切に処理している。パネルは発電所構内で分解作業を行ったうえで搬出し、各素材について適正な方法で再資源化を行い、埋め立て処分を行わない方針のもと対応しているという。なお、一部の汚泥などの付着物は除く。
残存性能を有するパネルについては、リユースを前提に選別のうえ活用される予定。パネルの流通にあたっては、引き渡し先や使用用途などを事前に確認するとともに、搬出から引き渡しまでのトレーサビリティを確保している。
国内では、2012年のFIT制度開始以降に設置された太陽光発電設備が今後順次更新時期を迎えることから、使用済みパネルの適正処理に加え、卒FIT後の運用も含めた対応が社会課題となっているという。同社は今回の取り組みで得られた知見を生かし、今後も保有する他の発電所において適切なタイミングでのリパワリングを検討するほか、使用済みパネルについても再資源化およびリユースの両面から環境負荷低減と資源の有効活用に取り組むとしている。
なおJRE 日高川太陽光発電所は、和歌山県日高郡日高川町に所在する設備容量1万6800kWの発電所で、2016年3月に運転を開始していた。
