Windows Latestはこのほど、「Microsoft explains why Windows 11 File Explorer scrolls smoothly in some places, but not everywhere」において、エクスプローラーの実装が一部刷新される可能性を伝えた。
Windows 11のエクスプローラーはホームやギャラリーの「ファイル一覧画面」でスムーズスクロールを採用している。一方でそれ以外のフォルダーはファイル単位のスクロールを採用し、一貫した操作性を提供できていない。Xユーザーの@MourningGlyph氏がこの問題を指摘したところ、Windows Shellの製品部門長を務めるTali Roth氏が改善の可能性を回答したという。
エクスプローラーのスクロール、なぜ場所によって違う?
フォルダーごとに異なる仕組みで作られているためだ。
Windows 11のエクスプローラーはホームやギャラリーの「ファイル一覧画面」でスムーズスクロールを採用している。一方でそれ以外のフォルダーはファイル単位のスクロールを採用し、一貫した操作性を提供できていない。
なぜ統一されていない?異なる実装が混在しているため
WinUI 3と従来の実装が混在していることが原因だ。Windows 11のエクスプローラーは歴代Windowsの遺産を引き継いでいるため、複数の実装が混在した作りとなっている。特に、ファイル一覧を表示するウィンドウ部分は、フォルダー種別ごとに異なるフレームワークで実装されている。
Windows Latestによると、ホームやギャラリーはネイティブフレームワークのWinUI 3で実装されスムーズな表示を実現する。その一方で、それ以外のフォルダーは古い実装に依存し、ファイル単位(行単位)でスクロールするなど、ぎこちない表示になるという。
スムーズスクロールに統一される?課題は移行コスト
統一は可能だが、移行コストの高さが大きな障壁となっている。新しいWinUI 3の実装に統一すればスクロールの問題は解決する。しかしながら、Roth氏は「(古い実装に)ユーザーが頼りにしている隠れた便利機能が数多くある」と述べ、これら機能を移植しなければ移行できないと指摘する。
この移行コストがどれほどの高さかは定かでない。ただ、Roth氏は「改善したい」と述べるに留め改善を約束していない。このことからハードルは相当高いと推測され、取り組みを推進するには社内的な合意形成が必要とみられる。
しかし実際に取り組みを開始する可能性は十分にある。MicrosoftはWindows 11の改善計画の中で、コア機能をWinUI 3に移行すると約束し、さらにエクスプローラーの遅延を改善すると約束している。これら約束の一部は形として現れ始めており、今回の一連のやりとりが具体的な検討開始の契機になる可能性がある。
タッチ操作も改善される?Microsoftがフィードバックを収集中
Windows LatestはXユーザーの@microsofterses氏が投稿したエクスプローラーの問題についても取り上げている。これはモバイルデバイスなどのタッチ操作を標準とする環境において、エクスプローラーの操作が苦痛でならないとの指摘だ。
この投稿に対してRoth氏は具体的なフィードバックを求め、タッチ操作に関する問題を追跡中とされる。具体的かつ建設的な回答を提供できるユーザーはXから情報提供を行うことで、Microsoftの取り組みを支援することができる。
