TISインテックグループのTISは9月11日、企業におけるシステム運用の効率化と高度化を支援する「運用高度化コンサルティングサービス」の提供を開始することを発表した。従来のシステム運用における安定稼働や障害対応といった、システムを止めないための支える運用にとどまらず、変化へ柔軟に対応できる持続可能な運用を構築し、ビジネス成長に寄与する価値を創出する運用を支援するとのことだ。
サービス概要
AIOps(Artificial Intelligence for IT Operations)と呼ばれる手法や自動化ツールの進展は、システム運用の効率化と高度化を実現する有効な手段となりつつある。本来はこれらの手法を導入する前に、現状の運用プロセスや体制を棚卸して現状を可視化するとともに、目標を達成するために目指すべき理想の運用モデルを定義し、課題を明確化するプロセスが必要となる。
しかし、これを怠ると充分な効果は期待できない。さらに、導入後も評価やチューニングを繰り返す継続的改善サイクルを維持できなければ、成果は一時的にとどまり、早々に形骸化してしまう課題がある。
そこでTISは、単なるツール導入の支援にとどまらず、AIOpsといった先進技術や方法論を活用して運用保守に関わるヒト(人材)、モノ(技術・運用基盤)、プロセス(業務・運用)を改善し企業におけるシステム運用の高度化を支援する「運用高度化コンサルティングサービス」の提供を開始する。
同サービスは企業の運用保守業務における現状分析から将来像の設計、実装後の評価と継続的改善サイクルの維持までを一貫して支援する。運用高度化のトレンドを熟知した専門人材が、企業ごとの課題に最適なソリューションを提案するという。
サービスの特長
同サービスではAIOpsなどの先進技術を活用した運用・保守プロセスの自動化により、人的作業ミスを排除し、属人化された非効率な運用からの脱却を支援する。さらに、夜間対応やルーティン業務から運用担当者を開放し、高スキル・クリエイティブ領域へのシフトを実現する。
保険会社で実施した検証における実績では、インシデント管理でAIによるアラートの識別自動化、および自動エスカレーションの仕組みを試験導入し、インシデント発生から対応開始までの時間の約14%を削減できることが確認されたとのことだ。
独立系システムインテグレーターの特性を生かし、特定ベンダーや製品に依存しない中立的な立場から最適解を提供する。第三者視点から現状のシステム運用を客観的に分析し、柔軟かつ持続可能な運用基盤を構築し、ブラックボックス化の解消につなげる。
また、他社事例をもとに投資に対する費用対効果を試算し、経営層をはじめ決裁者へ説得力のある事業計画策定を支援する。サービス導入後も、MTTRやSLIといった定量指標を定期的にモニタリングし、改善サイクルを通じてROIの最大化を継続的にサポートする。
提供メニュー
「運用高度化戦略立案サービス」では、システム運用課題の分析やToBe像の検討、PoC計画の策定など運用高度化実現に向けた課題・テーマを決め、3カ月6テーマ(1テーマあたり1週間検討・1週間情報整理のサイクル)で現状分析から戦略立案までを実施する。
「設計・実装スポットコンサル」は運用設計・実装フェーズにおいて、要件定義~基本設計で定義した内容が適切に設計・実装に反映されているか確認し、相談の対応を実施。
「運用改善評価」ではシステム運用に高度化要素を取り込んだ後、改善状況を評価し、さらなる改善に向けたアドバイス・提案を実施する。
