TheWindowsClub Tech Newsは8月23日(現地時間)、「Bing market share nears 30% of U.S desktop search」において、デスクトップ検索におけるBingの市場シェアの拡大がGoogleの地位を脅かしているとレポートした。

MicrosoftはAIへの取り組みによってBing検索のシェアを順調に拡大させ、米国市場での存在感を強めている。

Microsoft、検索と広告の収益が3四半期連続で21%増

Microsoftは7月末に2025年第4四半期の決算を発表し、検索と広告の収益が3四半期連続で21%増加したことを明らかにした。これはAI技術の統合によってBing検索やEdgeブラウザの価値が大幅に高まったことによる成果だという。

同社は近年、WindowsやEdgeにAIチャットによる検索機能を組み込むことでユーザーの流入の強化を図っている。この戦略が成功し、コストに見合わない支出の増加を避けながら、検索ボリュームと広告収益を増やすことに成功した。AIチャットを効果的に利用することでユーザーのエンゲージメントが深まり、その結果として利用者の定着率が向上して、広告主の需要も増したと考えられている。

AIチャット搭載がユーザーの定着を促進

TheWindowsClubでは、Bingの検索シェアの拡大に関して、Microsoftのコーポレート・バイスプレジデントであるJordi Ribas氏によるXへの投稿を取り上げている。同氏はComscoreとStatCounterの最新統計データから、Bingが現在、米国のデスクトップ検索市場で約29%、世界で約11.6%のシェアを占めていると紹介した。

  • Bing Chatが登場した2023年以来、Bingの市場シェアが順調に拡大している 出典:Microsoft

    Bing Chatが登場した2023年以来、Bingの市場シェアが順調に拡大している 出典:Microsoft

一方で、最大シェアを誇るGoogleの市場シェアは低下を続けている。BingのシェアはまだGoogleには遠く及ばないものの、近年の躍進はその存在感が徐々に高まっている兆候と見てよいだろう。検索市場のシェアは長年にわたってGoogleの独占状態にあったが、AIの登場でMicrosoftの存在感が強まり、その勢力図に大きな変化をもたらそうとしている。