Windows Latestは4月30日(現地時間)、「Intel admits Wi-Fi and Bluetooth conflicts on Windows 11, rolls out fixes with April 2026 driver update」において、Intel製の無線通信チップを搭載したPCで、Windows 11利用時にWi-FiとBluetoothの動作が干渉する問題が確認されたと伝えた。
ユーザーからは以前より不具合が報告されていたが、今回Intelが正式にこの問題を認め、対策版ドライバーの提供を開始したという。
どんな症状が出る?Wi-Fi低速・切断やBluetooth遅延の報告
Windows 11環境で、Wi-Fiの速度低下や切断、Bluetoothの遅延といった症状が同時に発生する場合、今回の干渉問題が原因の可能性がある。
Windows 11を搭載したPCで、以下のような症状が報告されている。
- Wi-Fiの通信速度が急に遅くなる
- Webページの読み込みが不安定になる、途中で止まる
- オンライン会議や動画視聴中に通信が途切れる
- Wi-Fi接続が頻繁に切断される
また、Bluetooth機器にも影響が及ぶケースがある。
- ワイヤレスマウスやキーボードの反応が遅れる
- Bluetoothイヤホンの音が途切れる・遅延する
- 接続が不安定になり、再接続が必要になる
これらの症状は、特に、2.4GHz帯のWi-Fiを利用しながらBluetooth機器を接続している環境で発生しやすいとされている。
なぜWi-FiとBluetoothは干渉する?2.4GHz帯の仕組み
Bluetooth通信と、2.4GHz Wi-Fi(無線LAN)通信は、いずれも2.4GHz帯の電波を使用する。そのためこれらの通信は干渉が発生しやすいという特性があるが、Intel製の無線通信チップを搭載したWindows PCでは問題が発生しやすいという報告が多くのユーザーから寄せられていた。
今回、Intelがこの問題を正式に認めた上で、2026年4月のドライバーアップデートとして修正プログラムの提供を行った。新ドライバーでは無線制御の最適化や干渉抑制の調整が行われ、Wi-Fi通信の安定性とBluetooth接続の信頼性の改善が見込まれている。
最新版ドライバーはどこで入手できる?Windows Updateと手動更新の方法
最新版のドライバーは、Windows Updateから自動的に配布・適用される。ただし、OEMメーカーがドライバーを更新しない場合には、Intelの公式サイトやPCメーカーのサポート経由で、最新のドライバーを入手する必要がある。Intelの公式サイトでは、下記ページから最新のドライバーをダウンロードできる。
この更新によって、ワイヤレスドライバーはバージョン24.40.0に、Bluetoothドライバーはバージョン24.40.0.3にアップデートされる。
Wi-FiやBluetoothの不具合を回避するには?今すぐできる対策
今回の問題はすべてのWindows 11端末で発生するものではなく、特定のチップセットや利用環境に依存する傾向がある。ただし影響を受けるユーザーにとっては日常的な通信に支障が出るため、Intelは最新ドライバーの適用を推奨している。
また、環境によっては以下の対策も有効とされる。
- 可能であればWi-Fiを5GHz帯に切り替える
- Bluetooth機器の使用を一時的に停止して挙動を確認する
- 無線ルータとの距離や設置場所を見直す
これらの対策によって、干渉の影響を軽減できる場合がある。

