H-IIAロケット50号機の打ち上げ日が決定
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月24日、H-IIAロケット50号機の打ち上げ日を6月29日に再設定したことを発表した。
同ロケットはもともと6月24日の打ち上げを予定していたが、6月19日付で「第2段機体の電気系統に確認が必要な事象が認められた」ことを理由に打ち上げ日を延期することを公表していた。
電気系統の機器の異常に対する交換処理を完了
今回の打ち上げ日再設定は、調査の結果、その当該電気系統にある機器単体の異常が原因であることが確認され、当該機器の交換および再点検が完了したことを受けて決定されたものとなる。
新たな打ち上げ予定時間帯は午前1時33分03秒~1時52分00秒(日本標準時)としており、打ち上げ予備期間は6月30日~7月31日としている。
なお、H-IIAロケット50号機は、日本の基幹ロケットとして20年あまりにわたって運用が続けられてきたH-IIAシリーズの最終号機に位置づけられており、JAXAの温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW」を搭載して、JAXA種子島宇宙センター 大型ロケット発射場から打ち上げられる予定となっている。