3月12日、大手企業の春季労使交渉の集中回答日を迎え、発表が相次いだ。当初の予想通り、満額回答が続き、高水準だった24年の回答を上回った。本稿では、大手ITベンダーの回答状況をまとめて紹介しよう。→2024年の春季労使交渉結果まとめはこちら。
日立製作所
小誌では、2月13日、日立製作所の労働組合が2025年春季労使交渉(春季交渉)として会社側に要求を提出した時の模様をお届けした。
同社労働組合はその際、賃上げ率6.2%のベア1万7000円を要求したが、満額回答となった(平均昇給額は18,095円)。2024年の要求額の1万3000円から4000円引き上がった。
賞与(年間一時金)は2,447,000円(6.9カ月)の要求に対し、2,304,900円(6.5カ月)となった。2024年の2,028,079円(6.17カ月)から、30万円弱上がった。