NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は11月7日、千葉市において心疾患患者の運動習慣獲得およびウェルビーイングの向上を目的とした実証事業を開始することを発表した。健康寿命の延伸と不健康期間の短縮に向けて患者が継続的に健康づくりに取り組むために、時間や場所を問わない自己リハビリ環境の整備を目指すという。
取り組みの背景
心疾患は日本の死因の第2位を占めており、2030年には心不全患者が約130万人に達するとの予測もある。心疾患は再発を繰り返しやすい病気であり、入退院による病床の圧迫や医療費の増大が社会課題となっている。
千葉医療圏では心疾患に関する手術件数が多いにもかかわらず、人口当たりの外来リハビリの実施件数が少ないという。そこで今回、運動結果データの可視化や行動変容フィードバックなど、ICTを活用した心疾患患者の自己リハビリ環境を構築する。