アイシンとBMWは7月31日、長期的な戦略パートナーシップ構築の第一歩として、BMWが設計するe-axleの受託生産に関して協業を行うことに合意したと発表した。
アイシンはこれまで、BMWから寄せられた時代のニーズやユーザーに合わせた製品開発への期待に応えており、オートマチックトランスミッションや可変バルブタイミングなどといった主要製品は、BMWの車両に搭載されてきた実績を持つ。このように長年培われてきた関係性を基に、両社は今回のパートナーシップ合意に至ったとする。
なお今回の協業で対象となる製品は、2020年代後半のBMW車両に搭載される計画だといい、その生産はアイシンの中国および欧州拠点で行う予定だという。また今般の合意を受けてアイシンは、e-axleの生産開始に向け、アイシン・ヨーロッパ・マニュファクチャリング・チェコの建屋を拡張し、電動化をはじめとする製品供給体制の拡充を図っていくとした。
アイシンは同発表に際し、環境や社会をより良いものにする技術開発を促進し、同社の経営理念である「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を実現していくとしている。