TSMCは2月6日、ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)やデンソーとの日本における合弁ファウンドリであるJapan Advanced Semiconductor Manufacturing(JASM)への52億6200万ドル以下の資本投入およびTSMCの完全子会社である米TSMC Arizonaへの50億ドル以下の資本投入を定例取締役会にて承認したことを発表した。

この増資により、JASMの出資比率は熊本第1工場の際はTSMC71%、SSS17%、デンソー12%であったものが、TSMC86.5%、ソニー6%、デンソー5.5%、新規出資のトヨタ自動車2%となり、TSMCの持ち分が大きく増えることとなる。ちなみに、TSMC ArizonaはTSMCが100%所有している。また、ドイツの生産子会社European Semiconductor Manufacturing(ESMC)の出資比率は、TSMCが70%、Infineon Technologies、Robert Bosch、NXP Semiconductors各社が10%ずつとなっている。

このほか同取締役会では、「高度な技術能力の導入」、「高度なパッケージング、成熟したおよび/または特殊な技術の導入」、「工場建設および台湾南部サイエンスパークでのゼロ廃棄物製造センターの建設を含む工場設備システムの設置」、「リース資産のTSMC資産化ために約94億2148万ドルの資本支出」の4件も承認された。

JASMの熊本第1工場開所式に創業者の張忠謀氏や台湾政府要人も出席か?

TSMCはJASM熊本第1工場の開所式を2月24日に開く予定としている模様だが、この式典には劉徳音董事長(会長)と魏哲家最高経営責任者(CEO)が出席するほか、TSMC創業者の張忠謀(モリス・チャン)前会長も立ち会う可能性があると台湾中央通信社が伝えている

同式典には、TSMCの関係者のほか、日本および台湾の政府要人の出席も予定されているとのことで、同日、TSMCおよび日本政府から今後のJASMの半導体工場建設計画および日本の支援策に関する詳しい説明が行われる可能性が高いと見られている。