Anthropicは8月5日、自社のAIモデルClaude向けにカスタムチップを設計する社内チームを新設するという。ハードウェアとソフトウェア双方に精通したエンジニアの採用を進め、チップとAIモデルを一体で設計することで、Claudeの処理速度と効率を高める狙いがあるようだ。
半導体関連の人材を募集
AI需要の拡大に伴うチップ不足が業界全体の課題となる中、大手AI企業による自社設計の動きが広がっている。Anthropicの自社チップ検討については、Reutersが4月の時点ですでに報じていた。今回、メディアの取材に応じた同社広報担当がこれを正式に認めた。
広報担当者は、ハードウェアとソフトウェアの両方に精通したエンジニアを採用し、チップとAIモデルを共同設計することで、Claudeが顧客の求める規模でより高速かつ効率的に動作できるようにする狙いがあるようだ。
同社はこれと前後して「custom silicon team」向けの求人も公開しており、年俸は32万~48万5000ドルのレンジで、実際に半導体設計を完成・出荷した経験を持つ人材を求めていると米メディアが報じている。
Anthropicによると、今回の取り組みはマルチチップ戦略の一環であり、AWS、Google、NVIDIA、AMDの技術を組み合わせた多様なハードウェア構成は今後も維持するとしている。チップの提供時期や、自社製造を行うかどうかについては言及していない。
Google、Amazonなどは以前から自社チップの開発を進めており、Broadcomとの提携を発表したOpenAI、それにMetaも同じ動きであることが報じられている。Reutersなどが8月5日付で報じている。