2024年1月9日より「CES 2024」の一般公開が始まった。AUOはAutomotiveが集まるLVCC(Las Vegas Convention Center)West Hallに、自動車の車窓に搭載する透明マイクロLEDをデモ展示している(図1)。

マイクロLEDはチップサイズが微細かつ高輝度で光るため、明るい環境下でも視認性の高い透明ディスプレーが期待されている。今回のデモは車窓の透明ディスプレーとしての用途をアピールしている。

  • 車窓に搭載した透明マイクロLEDのデモ風景

    図1 車窓に搭載した透明マイクロLEDのデモ風景。奥の車窓に17.3インチの2枚の透明マイクロLEDが搭載されている。明るい環境下で遠くからでも認識することができる (AUOの商談室に設置されたデモセットを外から撮影)

AUOは、今回のCES 2024にて4種類の透明マイクロLEDを展示した(図2)。図1の車窓用に搭載した物は、図2の左から2番目の17.3インチの透明タイプの物である。このサイズの透明マイクロLEDは、今回初めての公開である。

  • AUOブースに展示された透明マイクロLED

    図2 AUOブースに展示された透明マイクロLED。4種類の展示品。左から順に、30インチのシームレスな透明マイクロLED、17.3インチの透明と非透明の切り替え可能なマイクロLED、13.5インチの高精細な透明マイクロLED、17.3インチの透明マイクロLEDと背面に設置したLCDパネルを組み合わせたもの。商談室の車窓に搭載した物は、中央の17.3インチのサイズの透明タイプのものである (CES 2024のAUOブースにて撮影)

図2の右側は、手前に設置した透明マイクロLEDと奥に設置したLCDを組み合わせて、リアルな奥行き感と立体感を出す様にした物である。