スノーフレイクは3月28日、スプリームシステムがEDP(Engagement Data Platform)「aimstar」のSaaS版のデータプラットフォームとして、データクラウド「Snowflake」を採用したと発表した。

スプリームシステムは、aimstarのSaaS提供において、その大量の会員数や、膨大なトランザクションデータ、Webアクセスデータのより高速な集計と抽出、よりクイックなアクション実行に課題を感じていた。

そこでSnowflakeを採用した結果、aimstarの運用にかかるレスポンス時間を約50〜60%短縮することができたという。クラウド化により物理環境の構築が不要になるだけではなく、Snowflakeのニアゼロ管理は、他社製品では必須となるスケールアウトやチューニングを最小限まで減らすことができるため、エンジニアリソースの配置の最適化も実現。

さらに、オンプレミスからSnowflakeへのトランザクションデータが数億件に及ぶデータベースの移行に要した時間は、数十分だったとのことだ。

スプリームシステムはSnowflakeマーケットプレイスを介したデータ活用にも注目しており、Snowflakeマーケットプレイスにより、サードパーティーデータにシームレスにアクセスしてオーディエンスデータを拡充、セグメントを深化させ、高度にパーソナライズされたエンゲージメントを顧客に提供できるようになるという。