リスクモンスターは6月29日、週休2日制で働く社会人800人を対象に実施した、週休3日制に対してどのような意識を持っているのかに関する調査の結果を発表した。

週休3日制が選択できる場合、「週休2日」「週休3日制・給料減」「週休3日制・労働増」のうち、どの働き方を希望するかを聞いたところ、「週休2日制」(回答率56.4%)の回答が最も多かったという。これに、「週休3日制・労働増」(同31.9%)、「週休3日制・給料減」(同11.8%)が続く結果となった。

週休3日制を希望する人においては、4人に3人は労働増を希望していることから、週休3日制になったとしても給料の減額は避けたいと考えている人が多いことが明らかになった。

世代別では、「40代」「50代」において「週休2日制」(40代が61.5%、50代が60.0%)が高い反面、「週休2日制・給料減」(40代が7.0%、50代が10.5%)が低い一方、30代においては「週休3日制・給料減」(同16.0%)が高い結果となった。

これより、同社は40~50代では、子育てや住宅ローンなど、金銭面での負担が大きくなることが、給料の減額を避けたいという意識につながっていると分析している。

  • 「週休2日」「週休3日制・給料減」「週休3日制・労働増」のうち、どの働き方を希望するか 資料:リスクモンスター

「週休2日制」を選択した理由としては、「週休2日で十分に休息が取れている」(回答率39.2%)が最も多く、以降、「仕事の効率が下がる」(同32.4%)、「休日の出費が多くなる」(同22.8%)が続いている。

現状の週休2日制に不満は少なく、休日の増加により仕事の効率が下がるなどのマイナスの変化が生じることを避けたいと感じている人が多いことがわかった。

一方で、週休3日制を選択した理由としては、「プライベートが充実する」(同68.1%)が最多となり、以降、「趣味の時間が充実する」(同36.2%)、「家族との時間が増える」(同25.5%)と続いている。

上位3項目においては、「週休3日制・労働増」「週休3日制・給料減」のいずれも同様の傾向が見られており、週休3日になることに対して、プライベートの時間が増えることをメリットとして捉えている人が多いようだ。