SkyDriveは、3月23日に開催された「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル(大阪ラウンドテーブル)」の全体会議にて、同社の2025年の大阪・関西万博時における「空飛ぶクルマ」の実装と2026年以降の大阪での実装についての計画の一部を発表した。

大阪ラウンドテーブルは、空飛ぶクルマの実現に向けた取り組みを加速させる事を目的として、2020年11月に大阪府が事務局となり、関係者間で、空飛ぶクルマの実現に向けた協議や実証実験を行う中心として設立された。SkyDriveは設立当初より参画している。

これまで大阪ラウンドテーブルでは、空飛ぶクルマの実現に向けた今後の取り組みの工程表となる「大阪版ロードマップ」の策定に向けて、「機体・運航サービス」、「離着陸場」、「管制・通信」、「社会受容性」の4つに関して、議論ならびに実証実験が行われてきたという。

この議論と実証実験を基に策定した「大阪版ロードマップ」が3月23日に発表された。

  • 発表された大阪版ロードマップ

    発表された大阪版ロードマップ(引用元:大阪府)

大阪版ロードマップは、「実証実験に向けた環境整備」「離着陸場の整備」「事業環境の整備」「社会受容性の確保に向けた取組の推進」「国との連携」「府内外の自治体との連携」「在阪・大阪RT Green / Orange Table参画事業者との連携」の7つのアクションプランが掲げられている。

SkyDriveは、発表された大阪版ロードマップに沿って、社会受容性の向上と技術検証を重ね、2025年の大阪・関西万博時における空飛ぶクルマのエアタクシー事業をスタートに、2026年以降の事業拡大につなげていきたいとした。

  • SkyDriveが計画している2025年万博開催時における空飛ぶクルマ実装

    SkyDriveが計画している2025年万博開催時における空飛ぶクルマ実装(出典:SkyDrive)

  • SkyDriveが目指す2026年以降の事業拡大

    SkyDriveが目指す2026年以降の事業拡大(出典:SkyDrive)