複数のメディアの報道によると、Bitgritとエスツーを中心に、秋田市で日本最大級のAIデータセンターを整備する計画が進んでいる。整備費は2兆円規模に上る見通しで、UAEなどが投資する方向で協議しているという。なお、秋田市は2025年10月、Bitgrit、エスツーとAIデータセンターの立地やAI関連産業の集積を目的とした連携協定を締結している。

受電容量が最大500MW級の日本最大級のAIデータセンター

Bitgritは企業向けAIソリューションやデータサイエンティスト向けプラットフォームを展開するAI企業で、エスツーはサーバやクラウドインフラの設計、構築、運用を主力事業とする秋田市のIT企業。今回の計画では、BitgritのAI技術とエスツーのインフラ運用ノウハウを組み合わせ、秋田市をAI関連産業の集積拠点として発展させることを目指している。

計画では、秋田市北部の再生可能エネルギー関連産業用地への立地が想定されており、将来的には最大500MW級の受電容量を備える日本最大級のAIデータセンターを目指す。秋田県は洋上風力発電の先進地域として知られ、大量の電力を消費するAIインフラを再生可能エネルギーで支えるモデルケースとしても注目される。

2025年10月時点の協定関連資料では、投資規模は最大4000億円の見込みとされていたが、8月6日の報道では整備費2兆円規模とされており、計画規模が大きく拡大している可能性がある。ただし、8月6日時点で秋田市や関係企業からの新たな正式発表資料は確認できていない。

仮に計画が実現すれば、AIデータセンターを核にした国内有数のAI産業集積拠点の形成や、中東資本と日本の再生可能エネルギーを組み合わせた大型インフラ案件として注目を集めそうだ。