DuckDuckGoは米国時間2019年1月15日、公式ブログでApple Mapsを活用して個人の検索結果を強化したことを明らかにした。Appleが提供するJavaScriptのMapKit JSを用いることで、検索やルート案内などを可能とする。今後はDuckDuckGoを通じた住所検索や周辺地域の検索が行えるという。

  • Apple Mapsを用いたDuckDuckGoの地図検索結果。店舗情報は従来と同じYelpが提供する

    Apple Mapsを用いたDuckDuckGoの地図検索結果。店舗情報は従来と同じYelpが提供する

DuckDuckGoの説明によれば、Apple MapKit JSを採用した初めてのグローバル企業であり、同社のプライバシーポリシーは地図機能も適用する。具体的には個人情報の収集や共有、IPアドレスなど個人を特定できる情報はAppleを含む第三者に提供しないという。同社は「何十億ものAppleデバイスで使用され、継続的に更新された地図をユーザーに提供できる」と述べている。なお、DuckDuckGoは地図検索サービスとして、これまでオープンソースのOpenStreetMapやMicrosoftのBing MapsGoogle Mapsなどを選択できたが、いずれの設定でもApple Mapsが表示されるようになった。

  • 地図設定は事実上無効となった

    地図設定は事実上無効となった