NTTコミュニケーション(以下、NTT Com)とネクストスケープは4日、ヘッドマウント型のMRデバイス「Microsoft HoloLens」と、対話型自然言語解析AIエンジン「Communication Engine “COTOHA Virtual Assistant”」(以下、COTOHA VA)を連携させたMR(Mixed Reality)ソリューションの提供を開始したことを発表した。
MR(複合現実)は、仮想空間のみを表示するVRとは異なり、現実空間にホログラフィックの仮想的な物体などを重ね合わせて表示し、それらを実在するかのようにさまざまな角度から見たり操作したりできる技術のこと。近年、建築や不動産、医療など幅広い業界での導入が進んでいる。
ヘッドマウント型のMRデバイス「Microsoft HoloLens」を装着した作業者が「COTOHA VA」に語りかけると、作業に必要な情報をAIから聞き出すことができるうえ、AIの発話内容や補足情報をMicrosoft HoloLens上のディスプレイに表示することが可能。COTOHA VAはさまざまな業務システムとの接続が可能で、メールやスケジュールの情報を参照できる。
音声による指示・対話が可能なので、作業者はハンズフリーで業務に集中することができ、作業効率の大幅な改善やキーボードが使えない環境でのICTリソース活用が可能となる。