BASFは、同社のグループ会社でインドの触媒事業を担当するBASF Catalysts Indiaが、インド・チェンナイにて拡張工事を進めてきた排ガス触媒の生産工場の操業を開始させ、インドでの触媒生産能力を従来比で2倍に高めたことを発表した。

同工場では、TWC(三元触媒)、DOC(ディーゼル酸化触媒)、およびCSF(触媒化スートフィルター)、SCR(選択接触還元)を含む排ガス制御触媒ソリューションであるBASF EMPROTMが生産され、これにより、今後のインド国内での高度な排ガス抑制ソリューションに対する需要の増加に適切に対応できるようになると同社では説明している。

また、同工場では、重量車向けの高度な排ガス触媒も生産されるとのことで、インドのほか、ASEAN諸国の自動車市場への対応の強化を図っていくことも可能だという。

拡張されたインド・チェンナイの排ガス触媒生産工場