キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は4月5日、ローパワーデバイス評価用の新しいカテゴリの計測器としてデバイス電流波形アナライザ「CX3000シリーズ」を発表した。

最先端デバイスの特性評価とローパワーデバイスの評価は、高速(1MHz超)および微小(1μA未満)なダイナミック電流の同時測定が求められるため困難とされる。しかし、既存の測定手法では、ノイズ、電圧降下、ダイナミックレンジの制限、帯域幅などの問題により、微小領域のダイナミック電流が検出されない場合がある。

今回発表されたCX3000シリーズでは、最小100 pAレベルのダイナミック電流を最大200 MHzの帯域幅、1 GSa/sのサンプリングレート、14ビットまたは16ビット幅のダイナミックレンジで測定することが可能。また、パルス幅が非常に狭い場合(100 ns未満)でも過渡電流を測定できる機能を備えているほか、電流消費波形もデバイスがスリープ/スタンバイステートであるかアクティブステートであるかに関係なく、任意の時間ポイントで明確に捕捉することができる。これにより、デバイスの電力消費をはっきりと確認できるため、定量的な評価をより正確に実施することができるとする。加えて、デバッグツールとしても使用することで、研究開発の効率が大幅に向上し、ターンアラウンド・タイムの短縮につなげることができるとしている。

CX3000シリーズの販売は同日より開始し、6月中旬の出荷開始の予定。価格(税別)は約500万円~。

デバイス電流波形アナライザ「CX3000シリーズ」