博報堂は、文理芸と産官学の融合によって新しい未来を創造する次世代型クリエイティブプロジェクト「恋する芸術と科学」ラボ(2015年4月設立)の活動を本格的に開始すると発表した。

「恋する芸術と科学」ラボのWebサイト

博報堂「恋する芸術と科学」ラボは、クリエイティブディレクター、デザイナー、プログラマー、データサイエンティスト、建築家、エンジニア、生物学者、音楽家といった各専門分野のリーダーを結集した研究機関。「感性と理性、伝統と未来、日本らしさとグローバリゼージョン、デザインとテクノロジー、企業営利とサステイナビリティなど、対立しがちな視点を高次元融合することで、これまでにないより大きな目線で社会と企業の課題を解決していく」目的で設立されたという。

また、同ラボのリーダーは、2012年より「恋する芸術と科学」をテーマに雑誌「広告」の編集長を務め、世界経済フォーラム・ヤンググローバルリーダーズに選出(2014~)されたクリエイティブディレクター・市耒健太郎氏が務める。

なお、具体的な活動としては、長期視点での社会トレンドを踏まえた上で企業成長へのシナリオサポート、クリエイティブコンサルティング業務を行う。加えて、大学機関との創造的な共同研究、政府機関、地方自治体への成長戦略立案、産業コラボレーションによる事業化等により、「大胆不敵な産官学融合」を推進して。さらに、投資機関との提携による従来にない「投資×経営×クリエイティブ」のビジネススキームを確立していくということだ。