KDDIとKDDI研究所は11月13日、従来より通信性能を2倍に高めたLTE-Advanced基地局向け小型アンテナの開発に成功したと発表した。同社によると従来と同等サイズで、これまでと比較して2倍の通信速度を実現可能にした4MIMO方式アンテナ開発は、世界初だという。

小型アンテナの内部構造

このアンテナは、基地局の設置条件が厳しい都市部において、従来と同等のスペースを活用して通信の高速化を実現するために開発した。4つの信号を同時に送受信できる4MIMO方式に対応し、今後本格普及が見込まれるLTE-Advancedおよび3.5GHz帯を活用した第4世代移動通信システム等での活用が期待できる。これにより、景観を損ねることなく、通信需要の増加に応える次世代通信網の構築が可能となる。

KDDIとKDDI研究所は、アンテナの効果を検証するため、東京都千代田区、大阪府大阪市、宮崎県日南市でのフィールド実験を実施し、従来の2MIMO方式アンテナ2本分相当の通信性能を確認した。

両者は今後、このアンテナの実用化検討を進めるとともに、快適な通信環境の整備に向けて最新技術の研究・開発に取り組んでいく。