アルバックは4月25日、同社グループ会社のアルバック・クライオが岩谷瓦斯よりエンジニアリング事業部の低温機器製造・販売事業を譲り受けることで合意したと発表した。

岩谷瓦斯は極低温領域における研究・開発で使用される極低温冷却装置(クライオスタット)および極低温冷凍機を主力とした低温機器製品を取り扱ってきたが、2013年3月末日をもって製品の販売を終了していた。

今回、アルバック・クライオが同事業を譲り受けることで、極低温冷却装置を自社の製品ラインアップに加えることができるようになり、かつ極低温要素技術を獲得することとなるため、同社が2009年より行ってきた超伝導、医療機器、測定器、冷凍容器分野で使用される低温冷凍機の技術革新を図ることが可能になり、超伝導、医療機器分野への参入促進を図るとしている。

なおアルバック・クライオでの事業開始時期は2014年5月を予定している。