三菱自動車は3月31日、フィリピンの生産・販売会社「Mitsubishi Motors Philippines Corporation(MMPC)」が、FORD MOTOR COMPANY(PHILIPPINES)が所有するフィリピン国内の工場跡地を取得し、現在の本社・工場から移転し、2015年1月より順次生産を行う計画であることを発表した。

同社は、2016年度までの中期経営計画「ニューステージ 2016」において、事業戦略の柱の1つとして「アセアン地域の生産体制強化」を掲げており、フィリピンにおける生産体制の強化もその一環となる。

MMPCは1972年に前身が設立されて以降、累計生産50万D内を達成しており、現在の生産能力は年産3万台となっているが、今回の本社・工場の移転に伴う生産体制の再構築により、今後も持続的成長が見込める同地における市場成長に備えていく計画だとしている。