NECは10月31日、フルハイビジョン対応のCMOSセンサを搭載した3板式超高感度カラーカメラ「NC-H1200」を発表した。

同製品は、フルハイビジョンCMOSセンサを搭載したのに加え、独自の回路設計により、従来機に比べ約8倍の高感度を実現している。さらに、同社中央研究所が開発した映像鮮明化技術を用いたノイズ低減機能および霞低減機能などにより、夜間や暗所、霧、もやなどが発生した悪天候な状況下においても、鮮明な映像を撮影できる。また、人の目には見えない近赤外波長領域の撮影を可能とし、さらなる高感度撮影を実現するIR-PASS機能を搭載した「NC-H1200iR」もラインアップしている。

このほか、24時間定点監視をサポートする自動感度機能(ASC)と自動追従ホワイトバランス機能(FAW)を搭載し、運用者の負担を軽減する。10倍のデジタルズーム機能では、0.1倍刻みの細かなズーム倍率設定も可能なため、雲台システムと連携して、レンズのズーム端からデジタルズームへのスムーズな連動動作が可能となっている。

なお同製品は11月より販売を開始し、出荷開始時期は2014年4月を予定している。

フルハイビジョン対応のCMOSセンサを搭載した3板式超高感度カラーカメラ「NC-H1200」

「NC-H1200」と従来機「NC-H1000 II」の撮影比較