デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)はこのほど、国内のプレミアム広告市場の活性化を推進する目的で、Interactive Advertising Bureau(IAB)との協働を決定したことを発表した。

DACはプレミアム広告市場の活性化に向け、今年度から社内プロジェクト「Empowering the Premium AD Format」を立ち上げた。同プロジェクトでは、テクノロジー会社との提携やアドフォーマットの研究、新しいアドフォーマットの商品化・販売、広告効果検証などを行っている。

同社はこのような活動の中で、IABが米国で業界標準化を目的に活動している「Rising Stars」について、協働して日本国内で推奨していくことを決めたという。

協働のイメージ

IABは、500以上の媒体社やテクノロジー企業によって構成された組織で、インタラクティブ広告のマーケットプレイスや、マーケット内のインタラクティブ広告の拡大などに向けた活動を行っている。

「Rising Stars」は、IABによるアドフォーマットで、IABが広告業界各社からコンペティション形式でフォーマットを募集する。候補となったフォーマットは約1年間の検証期間を経て、標準アドフォーマット「Rising Stars」として認定されるという。「Rising Stars」ではこれまでに「モバイル」「ディスプレイ」「ビデオ」の3領域で認定が行われている。