ノンキャラもの不遇の時代のロボットトイ

日本最大の玩具見本市「東京おもちゃショー 2010」が、去る7月15日(木)~18日(日)の4日間、東京ビッグサイトで開催された。昨年のレポートに続き、ガンダムなど版権ものの商品化ではない玩具発のオリジナル、俗に言う "ノンキャラもの" のロボットトイをチェックしようと足を運んでみた。

おなじみ、東京ビッグサイト入口に出された看板

会場となった西ホールのエントランス

結論から言うと、ロボットキャラクターのフィギュア系製品の豊富さに対し、筆者が期待したような、自律性やプログラミング機能を持ったハイテクかつ、いかにもロボットらしいオリジナルの意匠のロボットトイはあまり見当たらなかった。特に国内メーカーではほぼ全滅!?のようで個人的には残念な限りだったが、一方で癒し系の電動ぬいぐるみなどは主にマイナーチェンジながら今年もいろいろと新製品が登場していた。本家(?)のロボット業界に再びASIMOばりのニュースターが現れない限り、ロボットトイはこうした分野を中心に発展していくことになるのだろうか。

以下、個別に出展品を紹介していくが、後半ではモーターを組み込んで作る初歩的な工作系ロボットキットについてもまとめた。夏休みの工作や自由研究がまだできていない! ピンチ! というお子様のいるご家庭では遅れ馳せながらぜひ参考にしていただきたい。