【2026年最新】鉄骨ハウスメーカー(重量鉄骨・軽量鉄骨)工務店のおすすめ7社を厳選比較

鉄骨住宅 おすすめハウスメーカー

一戸建てやアパート・マンションを建てるのに「鉄骨造がおすすめ」と聞いたけれど、どのハウスメーカーに頼めばいいのかと悩んでいませんか。

鉄骨造は梁や柱などの骨組みに鉄骨を用いた建物のことで、Steel(スチール)の頭文字から「S造」とも呼ばれます。丈夫で開放感のある間取りができるので、3~10階建て程度の中高層のビルや、マンション・アパートの建築によく採用されています。

本記事では、そのような鉄骨造の住宅を建てるときにおすすめのハウスメーカー7選を特徴別に紹介します。ハウスメーカー選びのポイントや注意点も解説するので、これから自宅や投資用の物件を建てる予定がある人はぜひ参考にしてください。

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目次

鉄骨造住宅ハウスメーカー7選

それではここからおすすめの鉄骨造住宅のハウスメーカーを紹介します。

耐震性能が高いおすすめの鉄骨造ハウスメーカーとして、複数のサイトで紹介されている7社を厳選しました。前章で説明した比較ポイントを加味しながら比較してみてください。

スクロールできます
メーカー名代表的な商品名鉄骨タイプ構造タイプ耐震性能に関する特徴坪単価平均
「ヘーベルハウス」ロゴ画像
ヘーベルハウス
・CUBIC
・新大地
・軽量
・重量
・鉄骨軸組工法
・鉄骨ラーメン工法
「ハイパワード制震ALC構造」を採用し、
「制震」を工業化住宅で初めて標準仕様化
91万円

サンヨーホームズ
life style KURASI’TE軽量鉄骨軸組工法
制振ダンパーを標準装備した「ハイブリット耐震システム」で地震の揺れを最大50%軽減
88万円
「セキスイハイム」ロゴ画像
セキスイハイム
Parfait軽量鉄骨軸組工法低コストでありながら「耐震等級3」程度の
耐震性能を標準仕様にしている
76万円
「積水ハウス」ロゴ画像
積水ハウス
・IS STAGE
・BIENA
・軽量
・重量
・鉄骨軸組工法
・鉄骨ラーメン工法
「シーカス」や「フレキシブルβシステム」を採用96万円
「大和ハウス」ロゴ画像
ダイワハウス
・xevo Σ
・skye
・軽量
・重量
・鉄骨軸組工法
・鉄骨ラーメン工法
独自開発の耐震技術「DAEQT S」と
制震技術「DAEQT D」などを採用
84万円
「トヨタホーム」ロゴ画像
トヨタホーム
・SINCÉ
・ESPACIO
・LQ
重量鉄骨軸組工法強靭な構造体「パワースケルトン」を採用し、
すべてのシリーズ「耐震等級3」の性能を標準装備
66万円
「パナソニックホームズ」ロゴ画像
パナソニックホームズ
・CASART
・Vieuno
・V’esse
・軽量
・重量
鉄骨軸組工法独自のボルト構法により、 
強さ、空間対応力、高層化を両立。
92万円

ヘーベルハウス

社名旭化成ホームズ株式会社
所在地〒101-8101 東京都千代田区神田神保町1-105
神保町三井ビルディング
設立1972年 11月
資本金32.5億円
事業内容戸建住宅、集合住宅、シニア、中高層、海外、リフォーム、都市開発、賃貸、売買・仲介など
リンクhttps://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html/

旭化成ホームズのヘーベルハウスは、鉄骨造住宅建築に高い評価があるハウスメーカーです。

鉄骨造住宅の商品には「CUBIC」や「新大地」があり、地震に対して安心な性能を備えたハイパワード制震ALC構造を採用しています。ハイパワードクロスと剛床システムを組み合わせた構造により、地震エネルギーを効率よく吸収して受け流す制震システムを導入。設計の自由度を保ちながら地震時の制震フレームが受ける負荷を1/6まで抑えることを可能にします。

ヘーベルハウスの外壁・床・屋根に採用されるALCコンクリート「ヘーベル」は、表面を945度という過酷な温度で加熱しても、内部は引火危険温度をはるかに下回ることができる、国土交通大臣認定の耐火構造部材です。遮音性にも優れており、駅ホームの防音壁やホテルの間仕切り壁にも使用されています。

さらに夏でも冬でも快適温度を保つヘーベルシェルタードダブル断熱工法も特徴です。過ごしやすく、省エネ・省コストな家づくりに努めています。

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ヘーベルハウスの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

サンヨーホームズ

社名サンヨーホームズ株式会社
所在地大阪市西区西本町1丁目4番1号
設立1969年2月1日
資本金59億4,516万2,500円
事業内容戸建住宅、マンション、リニューアル流通、リフォーム、賃貸・福祉

サンヨーホームズは大阪に本拠を置くハウスメーカーです。サンヨーホームズは高い耐震性能とZEH住宅標準化等により、ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2021優秀賞をはじめ、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2020優秀賞と省エネ住宅特別優良企業賞を受賞しているなど、企業コンセプトとしているECO&SAFETYな住まいづくりに定評があります。

災害に強い構造とメンテナンス性に優れた仕様の家が建てられ、担当者も親身になって計画を練ってくれるため、オーナーから非常に高い評価を得ています。

セキスイハイム

社名積水化学工業株式会社
所在地〒105-8566 東京都港区虎ノ門2丁目10番4号
設立1947年3月3日
資本金1,000億200万円
事業内容注文住宅、リフォーム、シニア、売買・仲介、賃貸、電力販売など
リンクhttps://www.sekisuiheim.com/

セキスイハイムの鉄骨造住宅は、2階建てのParfait(パルフェ)シリーズSmart Power Station(スマート・パワー・ステーション)シリーズ、3階建てのDESIO(デシオ)などがあります。

セキスイハイムの鉄骨造住宅は、高い施工品質と工期の短縮化を実現するユニット工法を採用しながら、粘り抵抗型と強度抵抗型の2種類の構造を組み合わせた耐震システムGAIASS(ガイアス)を導入しており、「耐震等級3」程度の耐震性能を標準仕様にしています。コスト面・強度面のバランスがとれた家づくりができます。

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セキスイハイムの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

積水ハウス

積水ハウス公式サイト
※画像引用元:積水ハウス公式サイト
社名積水ハウス株式会社
所在地〒531-0076 大阪市北区大淀中一丁目1番88号
梅田スカイビル タワーイースト
設立1960年8月1日
資本金2,025億9,120万円
事業内容戸建住宅、マンション、分譲住宅、賃貸、建築・土木、
リフォーム、不動産フィー、都市開発、国際事業など
リンクhttps://www.sekisuihouse.co.jp/

積水ハウスの鉄骨造住宅は、1・2階建てのIS STAGE(イズ・ステージ)や3・4階建てのBIENA(ビエナ)などがあります。

1・2階建てのシリーズは、オリジナル構法ダイナミックフレーム・システムを用い、高い安全性と優れた自由設計が実現できます。また、地震時の変形量を軽減できる独自の制震構造シーカスを取り入れ、地震による被害を軽減できます。

一方3・4階建てのシリーズは、重量鉄骨・梁勝ちラーメン構造であるフレキシブルβシステムを採用し、構造計算で高さ60mの高層ビルと同じ耐震基準で設計しています。また、1軒1軒の耐震性能をコンピュータで立体的に構造解析し、震度7相当の揺れでも倒壊しないことを確認しています。

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積水ハウスの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

ダイワハウス

※画像引用元:ダイワハウス公式サイト
社名大和ハウス工業株式会社
所在地大阪市北区梅田3丁目3番5号
設立1947年3月4日
資本金1,616億9,920万1,496円
事業内容住宅、マンション、賃貸、流通店舗、建築、環境エネルギー、海外
リンクhttps://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/index.html

ダイワハウスの鉄骨造住宅は、1・2階建てのxevo Σ(ジーヴォシグマ)や3・4・5階建てのskye(スカイエ)などがあります。

xevo Σは、独自のエネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)が広さと強さの両立を実現。さらに独自開発の耐震技術のDAEQT S(ディークトS)と制震技術のDAEQT D(ディークトD)によって、さらに強度の高い住宅を提供しています。

一方、skyeは、摩擦ブレーキ方式の制震装置フリクションDを採用し、地震のエネルギーを摩擦ダンパーが熱エネルギーに変換することで揺れを軽減できます。

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トヨタホーム

社名トヨタホーム株式会社
所在地〒461-0001 名古屋市東区泉1丁目23番22号
設立2003年4月1日
資本金129億円
事業内容住宅の技術開発、生産、販売、建設、アフターサービス
リンクhttps://www.toyotahome.co.jp/

トヨタホームの鉄骨造住宅のシリーズは、1・2・3階建てのSINCÉ(シンセ)(鉄骨ラーメン構造)、2・3階建てのESPACIO(エスパシオ)(鉄骨軸組構造)、LQ(鉄骨ラーメンユニットをワイズジョイント工法で組み合わせ)があります。特にSINCÉシリーズは、鉄骨ラーメンユニット構造で2015年度グッドデザイン賞を受賞しており、その技術力は折り紙付きです。

トヨタシリーズが建てる住宅は、独自開発した強靭な構造体パワースケルトンを採用しており、すべてのシリーズで「耐震等級3」の性能を標準装備しています。地震の力をオイルで吸収させる制震装置T4システムを組み合わせれば、大きな地震の後でも安心して長く住み続けることが可能です。

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トヨタホームの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

パナソニックホームズ

社名パナソニック ホームズ株式会社
所在地大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号
設立1963年7月1日
事業内容戸建住宅、賃貸集合住宅、リフォーム、不動産販売、仲介・賃貸管理、部材販売など
リンクhttps://homes.panasonic.com/

パナソニックホームズの鉄骨造住宅は、1・2階建てのCASART(カサート)シリーズや3階建ての「Vieuno(ビューノ)などがあります。

ユニークなのはウェブで家づくりができるV’esse(ヴェッセ)です。自由設計ではなく、プロが厳選したパッケージの中から選ぶスタイルなので、設計・見積りの効率化ができ、付帯工事費・諸経費等を除き税込2,000万円台から家が建てられます。プランを選択するたびに価格の確認ができる点もメリットのひとつとしてあげることができるでしょう。

パナソニックホームズの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

鉄骨造住宅ハウスメーカーの4つの比較ポイント

まず鉄骨造の住宅を建てるときに、どのような視点でハウスメーカーを比較すればいいのか紹介します。鉄骨造や建築構造の特徴についても理解し、自分が理想とするハウスメーカーをよりスムーズに選定しましょう。

  • 鉄骨タイプ
  • 構造タイプ
  • 耐震性能
  • 坪単価

上から3つまでは建物の強度に、最後の1つはコストに大きくかかわってきます。この2つの面がバランス良く取れているところを選ぶのがおすすめです。

鉄骨のタイプ:重量鉄骨or軽量鉄骨

鉄骨造の鉄骨タイプは、住宅の骨組みに使われる鋼材の厚さによって重量鉄骨軽量鉄骨の2つに分けられます。この2つは建物の階数など規模によって使い分けられています。

重量鉄骨とは

重量鉄骨は骨組みに使われる鋼材の厚さが6mm以上のものをいいます。

建材の大量生産ができず、基礎や地盤工事をしっかりとおこなう必要があるため、軽量鉄骨よりも高コストとなりますが、強度が優れているため、主に3階建て以上のマンションなどによく採用されています。

軽量鉄骨とは

一方、軽量鉄骨は鋼材の厚さが6mm未満のものをいいます。

強度は重量鉄骨より若干劣るものの、工場で建材を大量生産・加工、建築現場に運んで組み立てるプレハブ工法によって低コストで安定した品質の住宅が建てられるため、多くの2階建てまでのアパートや戸建てなどで採用されています。

重量鉄骨と軽量鉄骨を比較

重量鉄骨と軽量鉄骨の特徴を比較表にまとめてみました。

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重量鉄骨軽量鉄骨
鋼材の厚さ6mm以上6mm未満
採用される建物3階建て以上のマンションなど2階建てまでのアパート、戸建てなど
間取りの自由度高い低い
耐震性・耐久性・防音性高い弱い
施工技術の安定性低い高い(プレハブ工法の場合)
工期長い短い
建築コスト高い安い
法定耐用年数※4mm以上:34年3~4mm:27年
3mm未満:19年

※国税庁の区分では4mm以上が重量鉄骨、4mm未満が軽量鉄骨

このように重量鉄骨は工期が長く、建築コストも高くなりますが、強度が強く耐久性も優れているので規模の大きい建物に向いています。一方、軽量鉄骨は強度が若干弱く耐用年数も短めになりますが、工期が短く建築コストも安いため中規模の建物に向いているといえます。ただしこれはあくまでも目安で、近年では軽量鉄骨造の3階建てや重量鉄骨造の2階建ても増えてきています。

コスト面でみると数百万~数千万円の差が出ることもあるため、これから建てる住宅にどのようなことを優先させるのかをよく考えたうえで選びましょう。

なお、法定耐用年数は、税金の計算をするうえで減価償却資産が利用に耐える年数をいいます。定期的にしっかりとメンテナンスをしていれば、法定耐用年数を超えて建物を長持ちさせることもできます

構造タイプ:鉄骨ラーメン構造or鉄骨軸組構造

ポイントの2つ目は構造のタイプです。鉄骨造には鉄骨ラーメン構造鉄骨軸組構造の2種類があります。

鉄骨ラーメン構造とは

鉄骨ラーメン構造は、柱と梁を一体化するように溶接で接合(剛接合)している構造で、中高層のマンションやビルでよく採用されています。

強度や耐久性が高く、ブレース(斜材)が必要ないので、大きな開口を作れ、間取りの自由度も高いのが特徴です。

鉄骨軸組構造とは

一方、軸組構造は昔からある木造軸組構造の建材を木材から鉄骨に置き換えたもので、中低層のマンション・アパートや戸建てなどでよく採用されています。

柱と梁の溶接(剛接合)はせずに、ピンなどで固定します(ピン接合)。またブレースを用いて風や地震の力に抵抗させます。そのため鉄骨ブレース構造とも呼ばれます。

鉄骨ラーメン構造と鉄骨紬組構造を比較

鉄骨ラーメン構造と鉄骨紬組構造の特徴についても比較表にまとめました。

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鉄骨ラーメン構造鉄骨紬組構造
採用される建物中高層のマンション、ビル中低層のマンション、アパート、戸建て
柱と梁の接合剛接合(溶接)ピン接合(ピンなどで固定)
ブレース(斜材)使用しない使用する
間取りの自由度高い低い
柱の太さ太い細い
建築コスト高い安い

強度や耐久性は構造的には鉄骨ラーメン構造のほうが優れているといえますが、主要ハウスメーカーの技術力は高いため、鉄骨紬組構造でも風や地震に強い家づくりができます

鉄骨タイプと同じように、どのような住宅を建てるのか、何を優先させるのかを考えて選びましょう。

耐震性能

近年、日本各地で大きな地震・災害が相次いでおり、揺れに強い家が建てられるかを気にしている人は多いのではないでしょうか。住宅の耐震性能はハウスメーカーが公表している耐震等級などで比較できます。

耐震等級とは

耐震等級は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)に基づいて、人命と建物を守ることを目的とした基準です。住宅が震度5強の揺れに対する損傷防止と、震度6強以上の揺れによる倒壊等防止が確保されているかを「耐震等級1」<「耐震等級2」<「耐震等級3」の3段階で評価します。耐震等級の数字が大きいほど揺れに強いことを表しています。

法律に基づく住宅の耐震性能を示す指標には建築基準法の耐震基準があります。耐震基準は義務ですが、品確法の耐震等級は任意によるものです。

耐震等級2以上が目安

これから住宅を購入・新築するにはどのくらいの耐震等級があればいいのでしょうか。耐震等級ごとの耐震性能の水準などをまとめてみました。

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耐震等級耐震性能の水準建物の例
耐震等級1建築基準法で定められている最低限の耐震性能(新耐震基準)を満たす新耐震基準を満たしている住宅
耐震等級2耐震等級1の1.25倍の地震に耐えられる
  • 長期優良住宅
  • 災害時に避難所となる学校などの公共施設
耐震等級3耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる災害時に救護活動・災害復興の拠点となる消防署・警察署

新耐震基準は1981年の建築基準法改正により決められたもので、関東大震災クラスの地震を想定しているといわれています。しかし、次の表のようにそれを上回る地震・震災も発生しています。

地震・震災名最大震度
阪神・淡路大震災(1995年)震度7
熊本地震(2016年)震度6強
新潟県中越地震(2004年)震度7
東日本大震災(2011年)震度7
岩手・宮城内陸地震(2008年)震度6強

このことから、これから住宅を購入・新築するのであれば、長期優良住宅の水準である「耐震等級2」以上を目安にするのがおすすめです。

坪単価

坪単価は建築コストを表す指標としてよく用いられ、次の計算式で求めます。

計算式

坪単価=住宅の建築費(本体価格)÷延床面積(坪)

構造別の坪単価は次の表のとおりです。

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構造1戸あたり工事費予定額1平米あたり工事費予定額坪単価
木造1,646万円17万円56.1万円/坪
鉄骨鉄筋コンクリート造1,733万円27万円89.1万円/坪
鉄筋コンクリート造1,472万円26万円85.8万円/坪
鉄骨造1,840万円26万円85.8万円/坪
コンクリートブロック造2,179万円22万円72.6万円/坪
その他1,910万円19万円62.7万円/坪
総計1,631万円20万円66.0万円/坪

“出典:e-Stat建築着工統計調査/住宅着工統計 2020年 第34表」を加工”

このように鉄骨造の坪単価は、木造より高く、鉄筋コンクリート造とほぼ同じです。

ただ、同じ鉄骨造の住宅でも重量鉄骨で70~90万円/坪軽量鉄骨で60~90万円/坪と、鉄骨タイプの違いで差が出ます。また住宅の種類、階数、立地などによっても変わります。

さらにハウスメーカーによって材質の仕入れや施工方法が異なるため、坪単価の設定もさまざまです。自身の予算とのバランスをよく考えて依頼することが重要です。

【鉄骨vs木造】構造の違いと選び方

鉄骨造と木造は、住宅の二大構造です。「鉄骨と木造、どちらを選べばいいの?」と迷う方も多いでしょう。ここでは両者の特徴を比較表で整理し、自分に合った構造を判断するためのポイントを解説します。

比較項目鉄骨造木造
耐震性高い(耐震等級3を取得しやすい)工法次第で高い(制震装置の併用も可能)
耐火性高い(省令準耐火構造が標準的)やや低い(耐火処理が必要)
間取りの自由度大空間・大開口が得意(柱の間隔を広く取れる)制約あり(耐力壁や柱が必要)
坪単価の目安高め(70万〜110万円程度)抑えやすい(50万〜80万円程度)
工期短い(ユニット工法の場合は特に早い)やや長い
断熱性やや弱い(鉄は熱を伝えやすく熱橋対策が必要)高い(木材自体に断熱性がある)
法定耐用年数27〜34年(鋼材の厚さによる)22年(木造)
シロアリリスク低い(鉄骨自体は被害を受けない)高い(定期的な防蟻処理が必要)

どちらを選ぶべき?判断チェックリスト

以下のチェックリストで、自分に合った構造を見極めましょう。

鉄骨造が向いている人:

  • 大空間のリビングや吹き抜けなど、開放的な間取りを実現したい
  • 耐震性・耐火性を最優先で考えたい
  • 3階建て以上の住宅を検討している
  • 品質の安定した工場生産の家を希望する

木造が向いている人:

  • 建築費用をできるだけ抑えたい
  • 断熱性能を重視し、暖かみのある住まいにしたい
  • 自由度の高いデザインや自然素材にこだわりたい
  • 将来のリフォーム・増改築のしやすさを重視する

あわせて読みたい: 木造ハウスメーカーについては「木造ハウスメーカーのおすすめランキング」、工法の違いについては「ハウスメーカーの工法・構造の違い解説」もご覧ください。

目当てのハウスメーカーが絞れたら、5つのことを確認しよう

目当てのハウスメーカーがある程度絞れてきたら、次の5つの点をチェックしましょう。最終的にどのメーカーが最適なのか、ここでじっくりと見極めましょう。

  • 住宅展示場orVR画像で内見
  • 通気性・断熱性への改善意識
  • 保証期間・アフターサービス
  • シロアリ対策
  • ハウスメーカーの得意分野・担当者との相性

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

住宅展示場orオンラインで見学

目当てのハウスメーカーが絞り込めたら、まずは各メーカーのホームページなどから住宅展示場への見学申し込みをしましょう。

素材や空間使い、照明などの色調は写真で見たときとまったくイメージが異なる場合があるため、自分が理想とする住まいを実現することができるのか、実際に見本物件を見学してみることが重要です。展示場が近くにない、新型コロナウイルスの影響などで訪問を控えたいなどの場合は、VRを活用した3Dバーチャル内見であれば写真よりも詳細にチェックすることができます。

また、直接ハウスメーカーとコンタクトを取ることで不明点など相談もしやすくなります。まだどのハウスメーカーにするか決めていない場合は、ここでの質問に対する対応力などもよい判断材料になるでしょう。

通気性・断熱性への改善意識

鉄骨造住宅のデメリットとして、木造住宅と比べると通気性や断熱性がどうしても劣ってしまう点があげられます。この原因は鉄骨造の建材や構造・工法にありますが、各メーカーではこのデメリットを改善するべく、さまざまな工夫や新技術の開発をしています。

例えば、次のような点を確認してみましょう。

  • 断熱等性能等級(※1)
  • UA値、Q値、C値(※2)
  • ZEH(※3)

特に多湿地帯寒冷地帯に家を建てる場合は、メーカーの担当者に通気性・断熱性を良くするためにどのような点を改善・工夫しているのかを聞いてみましょう。

※注
1)国土交通省が定める「住宅性能表示制度」で気密性・断熱性を4段階で評価したもの。等級数が多いほど優れている。”参考:国土交通省住宅の品質確保の促進等に関する法律」”

2)断熱等性能等級を評価する指標。UA値は断熱性能、Q値は熱損失、C値は相当すき間面積を表し、数値が小さいほど高性能。

3)「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。UA値0.6以下の断熱性能を持ち、年間の一次エネルギー消費量収支ゼロを目指す仕組みで、国の補助金対象となる。

保証期間・アフターサービス

家は建てて終わりではありません。むしろ建てた後、実際に住み始めてから善し悪しがわかることもあります。そのため、保証期間やアフターサービスについても確認しておきましょう。

一例として、本記事で紹介した7社のアフターサービスについて紹介します。

ハウスメーカーアフターサービス
旭化成・ロングライフプログラム
・60年無料点検システム
・24時間アフターサービス
サンヨーホームズ・建物管理、コンシェルジュサービス
・サンフレンズ保育園
・健康サロン サンアドバンス
・寄り添いロボット
・生活支援サービス e-暮らし
積水化学工業・60年長期サポートシステム
・24時間365日相談窓口
・メンテナンスプログラム提案
・セキスイハイムオーナーズ保険
積水ハウス・初期30年保証制度
・ユートラスシステム
・いえろぐ
・24時間365日相談窓口
大和ハウス工業・初期保証30年
・60年長期保証
・24時間365日相談窓口
・ダイワファミリークラブ
トヨタホーム・60年長期保証
・オーナーズクラブ
パナソニックホームズ・地震あんしん保証
・35年/20年あんしん初期保証
・60年長期保証延長システム
・60年長期メンテナンスサポート
・24時間365日相談窓口
※執筆時点

シロアリ対策

木造住宅よりも少ないものの、鉄骨造住宅でもシロアリの被害が起こる可能性があります。それは鉄骨住宅でも木製のボードなどの建材が多く使われているためです。

したがってメーカーの担当者に防錆対策とともに、シロアリ対策もとられているかを確認しましょう。

ハウスメーカーの得意分野・担当者との相性

ハウスメーカーにはそれぞれ得意分野があり、担当者の質も三者三様です。いくら住宅性能やサービスがよくとも、自分が建てたい家のタイプにマッチするハウスメーカー、意思疎通がうまくとれる担当者でなければ、家づくりもスムーズに進みません。

カタログや写真だけでなく、先述した展示場見学などからハウスメーカーの強み担当者の印象をチェックしましょう。家づくりは短くとも2〜3ヶ月かかる長期的なイベントです。また、家を建てたあとでもアフターサービスなどで担当者との付き合いは続く場合があります。最後まで買主に寄り添い、真摯な対応をしてくれる会社・担当者を選ぶことが重要です。

鉄骨造住宅のメリット・デメリット

ここまで、ハウスメーカーを選ぶ際の留意点について詳しく見てきました。

しかし、そもそも高い費用をかけて鉄骨造住宅を建てるメリットはあるのでしょうか。この章では、改めて鉄骨造住宅のメリット・デメリットについて解説します。建ててしまってから後悔することのないよう、入念に確認しておきましょう。

鉄骨造住宅のメリット

  • 耐震性、耐火性、耐久性に優れている
  • レイアウトの自由度が高い
  • 建物の完成度にバラつきが少ない

耐震性、耐火性、耐久性に優れている

一般的に、地震が起きたときの揺れは木造よりも大きいとされる鉄骨造ですが、それは振動エネルギーを吸収することで耐震の強度を図る鉄骨造の強みでもあります。また木造と違い、大きな地震で一気に崩れる心配が少ないのも鉄骨造の特徴です。

同様に強度もあり、木造よりも腐食しにくく、法定耐用年数は34年と将来性があります。耐火被覆処理を施せば火災保険料の節約にもつながり、結果的に経済的で長持ちする家づくりを目指せるでしょう。

レイアウトの自由度が高い

一つひとつの資材の強度が高いため、使用する柱や梁の本数を最低限にすることができます。そのため広い間隔でのレイアウトが可能になり、スマートで開放的な間取りが可能になります。

偏狭地やいびつな形の土地でも、圧迫感を感じない家づくりを実現できるでしょう。

建物の完成度にバラつきが少ない

各部材を手作業で仕上げるものが多い木造建築に比べ、鉄骨造で使用される部材は機械で大量製造されるものが多く、比較的一定の品質を保つことができます。

これにより、部材を扱う職人のスキルにかかわらず安定的な施工が可能になるため、建物の完成度もバラつきがなく安心です。

鉄骨造住宅のデメリット

  • 建築費用がかかる
  • 内部結露が発生しやすい
  • 地盤強化が必要となるケースがある

建築費用がかかる

木造よりも部材が高価なものが多く、全体的な建築費用が高くなる点はデメリットです。

また、経済状況により鉄の物価上昇があれば鉄骨造住宅の価格も大きく上がります。建築費の見積もりを依頼するタイミングも考慮して、なるべく損をしない時期での不動産購入を検討しましょう。

内部結露が発生しやすい

鉄骨造は木材と違い湿度のコントロールが苦手なため、湿気が溜まりやすく内部結露が発生するリスクがあります。塗料を塗るなど防錆処理をしなしなければ、鉄骨造のメリットである強度が失われてしまう可能性もあるため注意が必要です。

地盤強化が必要となるケースがある

鉄骨造住宅は木造住宅よりも重いため、その重さに耐えられる強い地盤が必要です。地盤が弱いと、特に重量鉄骨造にする場合はより重さが増すため、百万円単位の地盤改良工事が必要になることもあります

建築工事の途中で地盤改良費を追加請求されたという人もいます。このようなことがないように計画段階で地盤調査をしてもらい、工期が長引くことがないように計画をしっかり立てて建築工事に臨みましょう。

鉄骨造住宅の費用目安

鉄骨造住宅の費用は木造よりも高めですが、メーカーや仕様によって幅があります。以下の価格帯を目安にしましょう。

価格帯坪単価の目安主なメーカー・特徴
スタンダード70万〜85万円サンヨーホームズなど。コストを抑えつつ鉄骨の強みを活かした家づくり
ミドル85万〜100万円セキスイハイム、トヨタホーム、ダイワハウスなど。性能と価格のバランス重視
ハイクラス100万〜130万円以上ヘーベルハウス、積水ハウスなど。高い耐久性・デザイン性を追求

参考データ: 住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2023年度)」によると、注文住宅(土地なし)の建設費全国平均は約3,863万円です。鉄骨造は木造に比べて坪単価が高いため、同じ延べ床面積でも総額で500万〜1,000万円程度高くなる傾向があります。

鉄骨造住宅に関するよくある質問

よくある疑問をQ&A形式でまとめました。

鉄骨造と木造はどちらがおすすめですか?

一概にどちらが優れているとは言えません。耐震性・耐火性や大空間の間取りを重視するなら鉄骨造建築費用を抑えたい・断熱性を重視するなら木造が向いています。鉄骨造は法定耐用年数が27〜34年(鋼材の厚さによる)と木造(22年)より長く、資産価値の維持にも有利です。まずは住宅展示場やカタログで両方の構造を比較してみましょう。

軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは何ですか?

鋼材の厚さで区分されます。軽量鉄骨は厚さ6mm未満で、主に2階建てまでの住宅に使われます。工場生産で品質が安定しやすく、コストも比較的抑えられます。重量鉄骨は厚さ6mm以上で、3階建て以上やビルなどに使われ、柱の間隔を広く取れるため大空間を実現できます。ただし重量鉄骨は基礎工事が大がかりになり、コストも高くなります。

鉄骨造住宅の坪単価はどのくらいですか?

大手ハウスメーカーの鉄骨造住宅の坪単価は70万〜130万円程度が目安です。軽量鉄骨の方が比較的安く、重量鉄骨は高めになります。木造住宅の坪単価(50万〜80万円程度)と比べると高めですが、耐震性や耐久性の高さ、法定耐用年数の長さを考慮すると、長期的なコストパフォーマンスに優れるケースもあります。

鉄骨造住宅は地震に強いですか?

はい、鉄骨造は粘り強さ(靱性)に優れており、地震エネルギーを吸収しやすい構造です。大手ハウスメーカーの鉄骨住宅はほとんどが耐震等級3(最高等級)を標準仕様としています。ただし、鉄骨造は建物自体が重いため、地盤が弱い場合は地盤改良工事が必要になることがあります。

鉄骨造住宅のデメリットは何ですか?

主なデメリットは以下の3点です。

  • 建築費用が高い: 木造に比べて坪単価が20万〜40万円ほど高くなる傾向がある
  • 断熱性がやや弱い: 鉄は木材より熱を伝えやすいため、断熱対策(外張り断熱など)が重要
  • 内部結露のリスク: 鉄骨部分が外気温の影響を受けやすく、適切な防露対策が必要

これらのデメリットは、各ハウスメーカーが独自の技術で対策しています。メーカーごとの断熱仕様や防露対策を比較することが大切です。

まとめ

鉄骨造住宅は耐震性・耐火性・耐久性に優れ、大空間の間取りが実現できるのが最大の魅力です。一方で、木造に比べてコストが高く、断熱対策が重要になる点も理解しておきましょう。

最後に、鉄骨ハウスメーカーを選ぶ際のチェックポイントを整理します。

  • 鉄骨のタイプ: 2階建てなら軽量鉄骨、3階建て以上や大空間を求めるなら重量鉄骨
  • 構造タイプ: 間取りの自由度を重視するならラーメン構造、コストを抑えたいなら軸組構造
  • 断熱対策: 外張り断熱・充填断熱など、メーカーごとの断熱仕様を必ず比較
  • 保証・アフター: 30〜60年と各社で差があるため、保証内容と定期点検の頻度を確認
  • 費用感: 坪単価だけでなく、地盤改良費や外構費も含めた総額で比較

本記事で紹介した7社は、いずれも鉄骨造住宅の実績が豊富な大手ハウスメーカーです。まずはカタログ請求や住宅展示場への訪問で、各社の特徴を体感してみましょう。

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