耐震性能おすすめハウスメーカー7選|地震に強い家のためのメーカー選びのポイントや耐震性を高める対策も解説

耐震性能おすすめハウスメーカー

日本は世界有数の地震大国であり、住宅を建てる際に耐震性能は最も重要な検討要素の一つです。建築基準法では震度6強〜7程度の地震で倒壊しない性能が求められていますが、大切な家族と住まいを守るためには、さらに高い耐震性能を備えた家づくりが求められます。

この記事では、耐震・制震・免震の違いや耐震等級の基礎知識から、地震に強いおすすめハウスメーカー10社の比較、選び方のポイントまで徹底解説します。

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  • 耐震制震免震の3つの地震対策の仕組みとメリット・デメリット、耐震等級1〜3の違いを詳しく解説します。
  • 三井ホームや積水ハウスなど地震に強いおすすめハウスメーカー10社を、構造・独自技術・坪単価・保証で一覧比較します。
  • 耐震等級3の標準仕様確認、実大振動実験の実績、地盤改良・基礎選びまで、後悔しない家づくりのポイントを網羅します。

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目次

耐震・制震・免震の違いとは?地震対策の基礎知識

地震対策には「耐震」「制震」「免震」の3つのアプローチがあります。それぞれの仕組みとメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った地震対策を選びましょう。

耐震構造:建物自体の強度で揺れに耐える

耐震構造は、柱・梁・壁などの構造体を強化することで、地震の揺れに耐える仕組みです。日本の住宅で最も一般的な地震対策であり、建築基準法で定められた最低限の耐震性能も、この耐震構造がベースとなっています。

  • 3つの構造の中で最もコストが低い
  • 施工できるハウスメーカー・工務店が多い
  • 台風などの強風にも効果がある
  • 大きな揺れがそのまま建物に伝わるため、家具の転倒リスクがある
  • 繰り返しの地震で構造体が劣化する可能性がある

制震構造:ダンパーで揺れのエネルギーを吸収する

制震構造は、建物内部にダンパー(制震装置)を設置し、地震のエネルギーを吸収・減衰させる仕組みです。耐震構造と組み合わせることで、より高い地震対策効果を発揮します。

  • 揺れを吸収するため、建物の損傷を軽減できる
  • 繰り返しの地震にも性能が低下しにくい
  • 耐震構造に比べ、上層階の揺れを大きく軽減できる
  • 耐震構造のみの場合と比べてコストが上がる
  • ダンパーの種類や設置位置によって効果が異なる

免震構造:建物と地盤を切り離して揺れを伝えにくくする

免震構造は、建物と基礎の間に免震装置(積層ゴムやすべり支承など)を設置し、地盤の揺れが建物に直接伝わらないようにする仕組みです。3つの中で最も揺れの低減効果が高い構造です。

  • 建物に伝わる揺れを大幅に低減(1/3〜1/5程度)
  • 家具の転倒リスクが最も低い
  • 建物本体の損傷を最小限に抑えられる
  • 導入コストが高い(数百万円の追加費用)
  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 強風時や縦揺れには効果が限定的
  • 設置スペースが必要で、敷地条件による制約がある

耐震等級1・2・3の違いと目安

耐震等級は、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく「住宅性能表示制度」で定められた、建物の耐震性能を示す指標です。等級1〜3の3段階で評価されます。

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耐震等級基準建物の目安地震保険割引率
等級1建築基準法の最低基準(震度6強〜7で倒壊しない)一般的な住宅10%
等級2等級1の1.25倍の地震力に耐えられる学校・病院など30%
等級3等級1の1.5倍の地震力に耐えられる消防署・警察署など50%

耐震等級3の住宅は、地震保険料が50%割引になるという大きなメリットがあります。長期的に見ると保険料の削減効果は大きく、35年間で数十万円の差になることもあります。

現在、大手ハウスメーカーの多くは耐震等級3を標準仕様としていますが、メーカーによっては間取りや設計によって等級が変わる場合もあるため、契約前に必ず確認しましょう。

地震に強いおすすめハウスメーカー10選【比較表付き】

以下に、地震に強い家づくりに定評のあるハウスメーカー10社を紹介します。まずは一覧表で各社の特徴を比較してみましょう。

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メーカー主な構造独自の耐震技術耐震等級坪単価目安地震保証
三井ホーム木造(2×4/2×6)プレミアム・モノコック構法等級3対応100〜130万円
旭化成ホームズ鉄骨(重量)ハイパワード制震ALC構造等級3対応90〜120万円ロングライフプログラム
積水ハウス鉄骨/木造シーカス(制震)/基礎ダイレクトジョイント等級3対応100〜120万円初期30年保証
大和ハウス工業鉄骨/木造xevoΣ持続型耐震/KyureK等級3対応80〜110万円初期30年保証
パナソニックホームズ鉄骨座屈拘束技術/アタックフレーム等級3対応80〜110万円地震あんしん保証(最大5,000万円)
住友林業木造ビッグフレーム構法等級3対応80〜105万円初期30年保証
一条工務店木造ツインモノコック構造等級3超70〜100万円
セキスイハイム鉄骨/木造ボックスラーメン構造/GAIASS等級3対応75〜110万円
ミサワホーム木造/鉄骨センチュリーモノコック構法/MGEO等級3対応80〜100万円
トヨタホーム鉄骨パワースケルトン/T4システム等級3対応75〜100万円

※坪単価は2026年時点の目安であり、商品や仕様により変動します。

三井ホーム

三井ホーム公式サイト
※画像引用元:三井ホーム公式サイト

三井ホームは、ツーバイフォー(2×4)・ツーバイシックス(2×6)工法をベースにした「プレミアム・モノコック構法」を採用しています。壁・床・天井の6面体で建物を支える構造で、一般的な木造軸組工法と比べて高い耐震性を実現しています。

  • 震度7で5,115ガルの揺れに60回耐えた実大振動実験の実績
  • 2×6工法とベタ基礎の組み合わせで高い剛性を確保
  • 3〜4階建てにも対応可能

こんな人におすすめ:デザイン性と耐震性を両立させたい方、木造住宅で高い耐震性能を求める方

三井ホームの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)

旭化成ホームズは、重量鉄骨造の「ハイパワード制震ALC構造」を採用しています。制震フレーム「ハイパワードクロス」が地震エネルギーを吸収し、建物の変形を最小限に抑えます。

  • 重量鉄骨ラーメン構造で高い耐震性能を確保
  • ALC(軽量気泡コンクリート)外壁で建物を保護
  • 耐用年数60年以上の長寿命設計
  • 基礎と鉄骨を一体化したロングライフ構造

こんな人におすすめ:鉄骨造で長期的に安心して暮らしたい方、災害に強い重厚な住まいを求める方

ヘーベルハウスの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

積水ハウス

積水ハウス公式サイト
※画像引用元:積水ハウス公式サイト

積水ハウスは、鉄骨住宅と木造住宅の両方で高い耐震技術を持つハウスメーカーです。鉄骨住宅には独自の制震技術「シーカス」、木造住宅には「基礎ダイレクトジョイント」を採用しています。

  • シーカス(SHEQAS):地震エネルギーを熱エネルギーに変換し、建物の変形量を半分以下に軽減
  • 阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震で全壊・半壊ゼロの実績
  • 基礎と柱を直接ジョイントする独自の接合システム

こんな人におすすめ:地震での実績を重視する方、鉄骨・木造どちらも検討したい方

積水ハウスの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

大和ハウス工業(ダイワハウス)

大和ハウスは、鉄骨住宅「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」で持続型耐震構造を実現しています。繰り返しの地震にも初期性能を維持する点が特徴です。

  • xevoΣ:エネルギー吸収型耐力壁「KyureK(キュレック)」で繰り返しの大地震に対応
  • 木造住宅でもシームレス構造を実現
  • D-HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)との連携で災害時のエネルギー管理も可能

こんな人におすすめ:繰り返しの地震への耐久性を重視する方、鉄骨住宅で広い空間を実現したい方

ダイワハウスの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

パナソニックホームズ

パナソニックホームズは、3種類の構造(制震鉄骨軸組構造・大型パネル構造・重量鉄骨ラーメン構造)から選べる点が特徴です。特に注目すべきは、業界唯一の地震保証制度です。

  • 高層ビル建築にも使用される座屈拘束技術を住宅に応用
  • アタックフレーム(耐力壁)で高い耐震性能を実現
  • 掛け金なしで10年間最大5,000万円の地震あんしん保証

こんな人におすすめ:地震保証を重視する方、工法の選択肢を広く持ちたい方

パナソニックホームズの口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

住友林業

住友林業
※画像引用元:住友林業公式サイト

住友林業は、木造住宅のリーディングカンパニーとして「ビッグフレーム(BF)構法」を開発しました。一般的な柱の約5倍の幅を持つビッグコラム(大断面集成柱)を使用し、木造でありながら鉄骨造に匹敵する高い耐震性能を実現しています。

  • ビッグコラム(560mm幅)と金属接合部メタルタッチ接合で強靭な構造体を形成
  • 剛床パネルとの組み合わせで水平方向の揺れにも対応
  • 構造計算を全棟で実施

こんな人におすすめ:木造住宅にこだわりつつ高い耐震性を求める方、間取りの自由度を重視する方

住友林業の口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

一条工務店

一条工務店公式サイト
※画像引用元:一条工務店公式サイト

一条工務店は、「家は、性能。」をコンセプトに、耐震等級3を超える独自基準を設けています。全棟で耐震等級3を標準仕様とし、さらに自社基準でそれ以上の性能を追求しています。

  • ツインモノコック構造:内壁と外壁の二重構造で建物全体を一体化
  • 約70万件の地盤調査データに基づく最適な基礎設計
  • 実大耐震実験で震度7に複数回耐えた実績

こんな人におすすめ:コストパフォーマンスを重視する方、高気密・高断熱と耐震性を両立させたい方

一条工務店の口コミ・評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので併せて参考にしてください。

セキスイハイム

セキスイハイムは、建物の約80%を工場で生産する「ユニット工法」が特徴です。工場の安定した環境で品質管理を徹底することで、現場施工のばらつきを抑え、均一な耐震性能を確保しています。

  • ボックスラーメン構造:鉄骨のユニットを強固に接合した構造
  • ハイブリッド耐震GAIASS(ガイアス):地震の揺れを分散させる標準仕様の耐震技術
  • 工場生産による品質の均一性
  • 木造の「グランツーユー」シリーズでも2×6工法で高耐震

こんな人におすすめ:品質の安定性を重視する方、工期を短くしたい方

ミサワホーム

ミサワホームは、独自の「センチュリーモノコック構法」で、壁・床・屋根の面で建物を支える構造を採用しています。さらに制震装置「MGEO(エムジオ)」を組み合わせることで、耐震+制震の高い地震対策を実現しています。

  • センチュリーモノコック構法:接合部に独自の接着技術を使用し、従来工法の2倍以上の強度
  • MGEO(エムジオ):制震装置で地震エネルギーを最大約50%低減
  • 木質パネル接着工法で高い剛性を確保

こんな人におすすめ:耐震+制震の組み合わせで万全の地震対策をしたい方、蔵(収納空間)のある家を建てたい方

トヨタホーム

トヨタホームは、トヨタグループの自動車製造技術を住宅に応用しています。鉄骨ラーメン構造「パワースケルトン」と独自の制震装置「T4システム」で、高い耐震性能を実現しています。

  • パワースケルトン:自動車製造で培った高精度な溶接技術で鉄骨フレームを接合
  • T4システム:建物の揺れを最大約70%低減する制震装置
  • 工場生産率85%以上で安定した品質を確保
  • ワイズジョイントS工法:鉄骨の強さと間取りの自由度を両立

こんな人におすすめ:自動車メーカーの品質管理技術に安心感を覚える方、鉄骨造で間取りの自由度を求める方

耐震性能でハウスメーカーを選ぶ5つのポイント

ハウスメーカー選びでは、耐震性能に関する以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

  • 耐震等級3が標準仕様かどうか確認する
  • 木造と鉄骨、構造の違いを理解する
  • 実大振動実験の実績を確認する
  • 住宅性能表示制度による第三者評価を活用する
  • 地震保証・アフター保証の内容を比較する

耐震等級3が標準仕様かどうか確認する

大手ハウスメーカーの多くは耐震等級3に対応していますが、「対応可能」と「標準仕様」では意味が異なります。標準仕様であれば追加費用なしで耐震等級3が実現できますが、対応可能の場合は設計変更や追加費用が必要になることがあります。

耐震等級3にするための追加費用は、一般的に総建築費の3〜5%程度が目安です。2,000万円の住宅なら60〜100万円程度となるため、最初から標準仕様のメーカーを選ぶ方がコストメリットがあります。

  • 「耐震等級3相当」は正式な認定を受けていないケースがあり、地震保険の割引が適用されない場合もある
  • 正式な認定を取得できるかどうか、必ず契約前に確認する

木造と鉄骨、構造の違いを理解する

住宅の構造は大きく「木造」と「鉄骨造」に分かれ、それぞれ耐震性の特徴が異なります。

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比較項目木造鉄骨造
耐震性のアプローチ面(壁・床・屋根)で支える骨組み(柱・梁)で支える
間取りの自由度やや制約あり(耐力壁が必要)高い(大開口・大空間が可能)
建築コスト比較的安い高め
断熱性高い(木材自体の断熱性)低め(鉄は熱を伝えやすい)
耐震等級3対応可能対応可能

どちらの構造でも耐震等級3の取得は可能です。「鉄骨の方が地震に強い」というイメージがありますが、現代の木造住宅は技術の進歩により鉄骨造に引けを取らない耐震性能を実現しています。

実大振動実験の実績を確認する

ハウスメーカーの耐震性能を客観的に評価する指標の一つが、実大振動実験(実物大の住宅を使った耐震実験)の実績です。

  • 三井ホーム:震度7・5,115ガルの揺れに60回耐えた実績
  • 一条工務店:震度7相当の揺れに複数回耐えた実績
  • 住友林業:きめ細かな構造計算を全棟で実施

実験の条件(入力波の種類、ガル数、回数、建物の仕様など)はメーカーごとに異なるため、単純な数値比較だけでなく、実験条件も含めて確認することが重要です。

住宅性能表示制度による第三者評価を活用する

住宅性能表示制度は、国が定めた基準に基づき、第三者機関が住宅の性能を客観的に評価する制度です。耐震等級のほか、耐風等級、劣化対策等級など、10分野の性能が評価されます。

  • 客観的な数値でハウスメーカーを比較できる
  • 住宅ローンの金利優遇を受けられる場合がある
  • 地震保険の割引が適用される
  • 万が一のトラブル時に紛争処理機関を利用できる

評価には「設計住宅性能評価」と「建設住宅性能評価」の2種類があり、両方を取得することで設計段階と建設段階の品質が保証されます。

地震保証・アフター保証の内容を比較する

地震発生後の保証内容もメーカー選びの重要なポイントです。特にパナソニックホームズの「地震あんしん保証」は、掛け金なしで10年間最大5,000万円の地震建て替え保証が付く業界唯一の制度として注目されています。

  • 初期保証の期間(20年・30年など)
  • 地震による損壊に対する保証の有無と条件
  • 定期点検の内容と頻度
  • 保証延長の条件と費用

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地盤と基礎で耐震性能をさらに強化する方法

どれだけ耐震性能の高い住宅を建てても、地盤が弱ければ十分な効果を発揮できません。地盤改良と基礎の選択も、地震に強い家づくりの重要な要素です。

地盤改良工事の3つの工法

地盤調査の結果、地盤が弱いと判断された場合は改良工事が必要になります。主な工法は以下の3種類です。

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工法対応深度費用目安特徴
表層改良工法地表から1〜2m30〜50万円程度地表付近の軟弱地盤にセメント系固化材を混合して強化
柱状改良工法2〜8m50〜100万円程度コンクリート製の柱状杭を地盤に打ち込んで支持力を確保
鋼管杭工法最大30m100〜200万円程度先端スクリュー付き鋼管を固い地盤まで打ち込む。工期1〜2日と短い

工法の選択は地盤調査の結果に基づいて決まります。ハウスメーカーによっては自社で地盤調査を実施し、最適な改良工法を提案してくれるケースもあります。

ベタ基礎と布基礎の違い

住宅の基礎には「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。

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比較項目ベタ基礎布基礎
構造建物の底面全体をコンクリートの面で支える壁の直下だけを逆T字型の基礎で支える
耐震性高い(面で荷重を分散)やや低い(点で荷重を支える)
湿気対策優れている(地面からの湿気を遮断)やや劣る
シロアリ対策有利(地面との隙間が少ない)やや不利
コスト高め安め

耐震性能を重視するなら、ベタ基礎を選ぶのが一般的です。大手ハウスメーカーの多くはベタ基礎を標準仕様としています。

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耐震性能に関するよくある質問

耐震等級3の家を建てるにはいくらかかる?

耐震等級3を標準仕様としているハウスメーカーであれば、追加費用は基本的にかかりません。標準仕様でない場合の追加費用は、総建築費の3〜5%程度(2,000万円の住宅で60〜100万円程度)が目安です。ただし、地震保険料が50%割引になるため、長期的にはコストを回収できる可能性があります。

木造と鉄骨、地震に強いのはどっち?

一概にどちらが強いとは言えません。現代の木造住宅はツーバイフォー工法やモノコック構法などの技術進歩により、鉄骨造に匹敵する耐震性能を実現しています。どちらの構造でも耐震等級3の取得は可能です。重要なのは構造の種類よりも、耐震等級や使用する工法、施工品質です。

耐震等級3にすると地震保険は安くなる?

はい、大幅に安くなります。耐震等級3の住宅は地震保険料が50%割引(等級2は30%割引、等級1は10%割引)になります。たとえば年間保険料が25,000円の場合、35年間で等級1と等級3の差額は約35万円にもなります。ただし、割引を受けるには住宅性能評価書など正式な認定書類が必要です。

制震ダンパーは後付けできる?

既存の住宅に制震ダンパーを後付けすることは可能です。費用は設置箇所数や工法によりますが、1棟あたり50〜100万円程度が相場です。ただし、制震ダンパーは耐震性能があって初めて効果を発揮するため、築年数が古い住宅では先に耐震補強を行うことが推奨されます。後付けの際は、事前に耐震診断を受けて最適な対策を確認しましょう。

築年数が古い家の耐震補強はどうすればよい?

まずは自治体の耐震診断(多くの場合、無料または低額で受けられる)を利用しましょう。特に1981年(昭和56年)以前の旧耐震基準で建てられた住宅は、現行の耐震基準を満たしていない可能性が高いため、早めの対策が重要です。耐震補強工事の費用相場は120〜150万円程度で、自治体によっては補助金制度(数十万〜100万円程度)を利用できるケースもあります。

まとめ

注文住宅を建てる際、耐震性能は最も重要な検討要素の一つです。本記事で紹介した10社のハウスメーカーは、いずれも高い耐震技術を持っていますが、採用する工法やコスト、保証内容はメーカーごとに異なります。

  • 耐震・制震・免震の違いを理解し、予算と要望に合った地震対策を選ぶ
  • 耐震等級3が標準仕様のメーカーを優先的に検討する
  • 一覧表を活用して複数のメーカーを比較し、実大振動実験の実績も確認する
  • 地盤調査と基礎選びも耐震性に直結するため手を抜かない
  • 地震保証やアフター保証の内容も含めて総合的に判断する

ハウスメーカー選びで迷った場合は、必ず複数社から見積もりを取り、住宅性能評価の結果も踏まえて比較検討することをおすすめします。大手ハウスメーカーの特徴をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

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