性能レポートをお届けしてからだいぶ経ってしまったが、内部解析レポートをお届けしたい。実のところ、性能レポートを掲載した後で、AMDはPhenom II 955 Black Editionなど、Socket AM3/DDR3に対応した製品をリリースしており、テスト構成がやや古くなってしまった。そんなこともあって、内部解析編ではテストをちょっとやり直すことにした。
比較対照としては、従来のPhenom X4 9950とPhenom II 940 Black Editionに加え、Phenom II 955 Black Editionも追加した(Photo01)。もっとも、CPU-Zで確認する限り、動作周波数以外の差は見て取れない(Photo02,03)。
Photo02: こちらはPhenom II 955のもの。SteppingやRevisionはPhenom II 940と同一。 |
Photo03 :こちらはPhenom II 940。そういえばこの940は、Socket AM2+対応ではあるが、DDR3は利用できないという説明だったが、実際のところはどうなのだろう? AM3マザーに刺してテストしてみれば良かった。 |
で、DDR3メモリを使う関係で、マザーボードもSocket AM3対応のASUSTek M4A79T Deluxeを借用した(Photo04)。またメモリは、通常は手持ちのDDR3-1333 CL9 2GBモジュール×2を利用したが、DDR3-1600の動作テストにはCorsairのCM3X2G1600C9DHX(Photo05)を利用した。
その他のテスト環境は表1を参照されたい。Socket AM2の方は同じASUSTeKのM3A32-MVPを使った。
■表1 | ||
CPU | Phenom 9950 / Phenom II 940 |
Phehom II 955 |
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M/B | ASUSTeK M3A32-MVP Deluxe | ASUSTeK M4A79T Deluxe |
BIOS | Version 1406 | Version 0037 |
Memory | Corsair CM2X2048-6400CS5 | Nanya M2F2G64CB8HA4N / Coesair CM3X2G1600C6DHX |
Video |
ATI Radeon HD 4870 512MB Catalyst 9.4 |
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HDD | HGST DeskStar 725050GLA360×2(RAID0, NTFS) | |
OS | Windows Vista Ultimate SP1(英語版) |