新型コロナウイルスの影響で、テレワークが徐々に広がっている。そもそもそれ以前から国が働き方改革を積極的に推進してきたことで、チャット、ビデオ会議などさまざまなコミュニケーションツールが登場し、ビジネスでも活用されている。

とはいえ現状は、チャットはコレ、ビデオ会議はアレというように、異なるツールを併用するのが一般的だろう。無料ツールもあるにせよ、ビジネスユースならサブスクリプション契約で活用するケースが多く、複数ツールの料金を合算すると結構なコストになってしまうのもICTにおける「あるある」だ。

そもそも用途によってツールが分かれていると連携に難があり、せっかくのICTを活用したコラボレーションがうまく機能せず、生産性が思ったように上がらないことも考えられる。

そこで注目したいツールが一つある。Lark Technologiesがリリースする統合型コラボレーションツール「Lark」(ラーク)だ。働き方が大きく変わりつつあるこの時代に、Larkがなぜフィットするのか。その特徴と多様な機能を連載形式で紹介していこう。

  • 「Lark Suite」の画面。働き方が大きく変わりつつあるこの時代にフィットする

    「Lark」の画面。働き方が大きく変わりつつあるこの時代にフィットする

働き方改革のさらなる推進に向けたポイントとは?

Lark Technologiesはシンガポールに本社を置く企業で、アジアを中心にビジネスを展開し、欧米、さらには2019年10月に日本でもビジネスをスタートさせた。

では、そもそも同社はなぜLarkを日本で展開し始めたのだろうか。

Lark Technologies 日本統括・マーケティング部長 松本達彦氏

Lark Technologies 日本統括・マーケティング部長 松本達彦氏

「働き方改革関連法の施行が2019年4月から順次始まり、多くの企業が取り組みを開始しました。ところがある調査によると、働き方改革の推進によって42%もの経営者が経営に支障が出ていると考え、一方で労働環境が良くなったという回答は31%にとどまっています」。こう語るのは、Lark Technologiesで日本統括・マーケティング部長を務める松本達彦氏だ。

では、長時間労働の是正や多様な働き方をどのような方法で実現すればいいのか。「重要なのは、働く場所と時間の使い方の変革です」と松本氏は指摘する。

「最近はコワーキングスペース、シェアオフィスといった新しいワークスペースの考え方が徐々に広まり、この動きを後押しするようにパブリッククラウドを利用したコラボレーションも多くの企業で進んでいます。また、すでに日本の職場で働く3割近くがミレニアル世代になっている現状からも、スマートフォンやタブレット端末の従来以上の活用を考えなければいけない時代だといえるでしょう」 となれば、やはり「テレワーク」がキーワードになる。別の調査では、80%の企業がテレワークシステムの導入を検討しているという。新型コロナウイルスの影響で多くの企業が在宅でのテレワークに目を向けているが、本来は働く場所を柔軟に変えられるのがテレワークのメリットだ。

「さらには、オフィスで利用するツール面でも、最近はメール文化からチャット文化へのパラダイムシフトが起き、ビジネスチャットを導入する企業が増えています。ところが日本企業では、まだ13%しかビジネスチャットが入っていません。チャットをベースに、オフィスで求められるさまざまな機能を統合したLarkを活用すれば、日本企業でもチャット文化が浸透し、働き方改革も進んでいくと考えています」と松本氏は語る。

そのうえで松本氏は、テレワークで検討すべき内容として

  1. 勤怠管理
  2. 評価制度
  3. セキュリティ
  4. ツール

の4つを挙げ、「このうちとくに1~3は現場の意向だけで変えることは難しく、経営層のコミットメントが重要になります。そして4のツールに関しては、Larkが大きく貢献できると確信しています」と強調した。

チャット機能をベースにしたLark

Larkは、チャットを柱に、ビデオ会議、カレンダー/会議室予約、クラウドストレージ、オンラインドキュメント・表計算共同編集、アドレス帳、ワークフロー、勤怠管理といった、ビジネスでのコラボレーションに求められる多様な機能を一つのプラットフォームに統合したツールである。すべての機能を相互に連携して利用できるため、シンプルなユーザーエクスペリエンスで社内外のコラボレーションを深めることができ、かつ、外部ベンダーのアプリケーションとの連携も容易になっている。

  • ビジネスでのコラボレーションに求められる多様な機能を一つのプラットフォームに統合

    ビジネスでのコラボレーションに求められる多様な機能を一つのプラットフォームに統合

たとえば、カレンダー登録したスケジュールを、ツールを切り替えることなくそのままチャットでチームメンバーに連絡したり、反対にチャットの画面からカレンダーにスケジュールを登録したり、といった作業が手軽に行える。また、チャット画面からビデオ会議への移行、チャットを利用しながらのドキュメント共同編集なども実に簡単だ。

「世の中には、インスタントメッセージ、コンテンツ作成、ビデオ会議、メール、カレンダー、クラウドストレージなどなど多くのツールが登場し、企業では混在して利用されています。Larkはこれらを一つにまとめたイメージ。何らかのアクティビティを行う際、アプリケーションが複数にまたがっていると切り替え作業だけでも面倒ですし、時間も要します。一つ一つはわずかな時間とはいえ、積もり積もれば相当なものになるでしょう。Larkならそうした時間を節約でき、快適なユーザー体験が得られます」

  • カレンダー登録したスケジュールから、グループチャットやビデオ会議をワンクリックで開始

    カレンダー登録したスケジュールから、グループチャットやビデオ会議をワンクリックで開始

モバイルフレンドリーである点も重要なポイントだ。ミレニアル世代をはじめとする若い年代はすでに日常生活でモバイルデバイスを駆使しており、これをビジネスにも活かすことがテーマとなる。Larkなら、PCだけでなくスマートフォン、タブレット端末からも手軽に利用できるので、在宅勤務はもちろん外出先でもチームメンバーとの容易なコラボレーションが可能になる。

コスト面でも大きなアドバンテージ

また企業にとっては、用途ごとに異なるツールを用意していると、そのコストや管理の手間もばかにならない。その点、Larkには、すべての機能を無料で利用できるという大きなアドバンテージがある(クラウドストレージは200GBまで無料)。Larkを導入することで、こうしたコスト面に加え、松本氏が言うように統合プラットフォームによってユーザー体験の部分も大きく改善されるので、効率化・生産性向上はもちろんのこと、ひいては企業の価値向上にもつなげることができるだろう。

世界的に展開され、多くの企業に導入されているLarkは、セキュリティ面でも高度に守られている。データの機密はAES256アルゴリズムでの暗号化などによって保護されるほか、Amazon Web Services(AWS)を利用したバックアップ、マルチインスタンスアクセスによる継続性保証、連続スナップショットと複数箇所バックアップによる復旧などのサービスを用意している。

「ハイレベルのセキュリティを担保するさまざまなシステムを実装しているので、安心してご利用いただけます。また、企業はもちろん、新型コロナウイルスの影響で注目を浴びている学校などでのオンライン授業にも貢献できると考えています」と松本氏は語る。

第1回の今回は、Larkが働き方改革・テレワーク推進に大きく貢献できる可能性があることと、Larkが有する機能の概要を見てきた。第2回以降はチャットやビデオ会議を中心に、多彩な機能を詳しく見ていくことにしよう。

サテライトオフィス

■クラウド環境でのビジネス支援に特化したインターネットシステムソリューションベンダー■

さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界No.1の導入実績を持つG Suite(旧 Google Apps)やOffice 365、LINE WORKSなどクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

●●無料活用セミナー 随時開催中!!●●

提供:サテライトオフィス

[PR]提供:サテライトオフィス