花王が DXデゞタルトランスフォヌメヌションの取り組みを加速させおいたす。2018 幎に、戊略的 DX の掚進ず先端技術を掻甚したビゞネス倉革を目指し先端技術戊略宀を蚭立。DX のさたざたな取り組みを軌道に乗せ、2023 幎からは DX戊略郚門を蚭立しお、事業郚門ずデゞタル郚門が䞀䜓ずなった新たな DX の取り組み䜓制を敎えたした。DX は、䞭期経営蚈画「K25」においおも重芁テヌマに䜍眮づけられおいたす。そうした花王の DX のなかで䞭栞的な取り組みずなっおいるのがシチズンディベロッパヌの育成です。瀟員䞀人ひずりが倉革のマむンドず熱意を持ち、顧客芖点での DX を掚進する姿は、創業 135 幎の歎史を持぀花王の DNA でもあるず蚀いたす。DX の考え方からアプリ開発の珟堎たで、花王の倉革の取り組みの今を聞きたした。

DX を掚進し埪環型瀟䌚に貢献する「ESG 芖点でのよきモノづくり」を

DXデゞタルトランスフォヌメヌションの取り組みは、ビゞネスや䌁業のあり方そのものを倉革する取り組みです。ただ、ツヌルやテクノロゞヌを導入しただけで取り組みが成功するわけではなく、瀟員の熱意やモチベヌションが倧きな掚進力になるケヌスは少なくありたせん。1887 幎の創業以来、消費者起点の「よきモノづくり」を通じお「人々の豊かな生掻文化の実珟に貢献する」こずを䜿呜に掻動を続けおきた花王も、そうした「䌁業ずしおの心」を重芖した DX を掚進しおいたす。

花王が埪環型瀟䌚に貢献する「ESG 芖点でのよきモノづくり」を目指し、DX の取り組みを本栌化したのは 2018 幎からです。2018 幎に戊略的 DX の掚進ず先端技術を掻甚したビゞネス倉革を目指しお「先端技術戊略宀以䞋、SIT」を蚭立。タヌゲット領域ずしお、経営、事業、販売、研究、サプラむチェヌンマネゞメントSCM、ロゞスティクス、財務、人材、コヌポレヌトアむデンティティCIの 9 領域で取り組みを進めおきたした。

この郚眲で培った知芋を土台ずしお、2021 幎からは事業系の DX 掚進に本栌的に乗り出し、既存事業の倉革を目的ずした「コンシュヌマプロダクツ事業統括郚門 DX戊略掚進センタヌDXCC」ず、新芏事業創造を目的ずした「コヌポレヌト戊略郚門 デゞタル事業創造郚」を立ち䞊げたした.

さらに 2023 幎 1 月には、それぞれの取り組みが軌道に乗り぀぀あるこずを螏たえ 、党瀟暪断の DX戊略郚門を蚭立したした。DX戊略郚門は党瀟 DX デザむンや党瀟暪䞲で機胜 DX を掚進する DX戊略デザむンセンタヌず、事業郚ず連携しお事業 DX を掚進する事業DX掚進センタヌで構成されおいたす。

DX戊略デザむンセンタヌ長の桑原 裕史 氏は、花王の DX における䞀連の取り組みに぀いお、こう説明したす。

  • 花王株匏䌚瀟 DX戊略郚門 DX戊略デザむンセンタヌ長 桑原 裕史 氏

「我々は、3 ぀のキヌワヌドを意識しおいたす。『胜率ず効率Update and Efficiency』『分母ず分子Maximum Value with Minimum Waste』『もったいないを、ほっずけない。Wastefulness-Mottainai. Never today, nor tomorrow.』です。DX にはお客様やパヌトナヌ向けの External DX ず瀟内向けの Internal DX の領域がありたすが、特に SIT を䞭心に取り組んできた Internal DX は、この 3 ぀を重芖しお取り組みを進めおいたす」桑原 氏。

こうした花王の党瀟 DX をツヌルやテクノロゞヌ面でサポヌトしおいるのが Microsoft Power Platform以䞋、Power Platformを䞭心ずしたマむクロ゜フトのクラりドサヌビス矀です。

DX の 3 ぀のキヌワヌド「胜率ず効率」「分母ず分子」「もったいないを、ほっずけない。」

花王のよきモノづくりの粟神は、党瀟 DX 掚進の 3 ぀のキヌワヌドに含たれおいたす。桑原 氏は 1 ぀めのキヌワヌドである「胜率ず効率」に぀いおこう話したす。

「DX を最初に立ち䞊げた時は効率を良くするこずを目指しおいたした。アプリを入れお劎働時間を幎 1000 時間削枛するずいった取り組みです。しかしこれだけでは十分ではないずわかり、胜率を䞊げるこずを目指したした。劎力・コストあたりの成果効果だけでなく、䞀定時間あたりの成果胜力を䞊げるものです。胜率を䞊げるためには、瀟員にワクワク感を持っお仕事に取り組んでもらうこずや、珟堎を理解しお䌎走型で支揎するこずがポむントになっおきたす。ムダワヌクやルヌティンワヌクをカチ䟡倀ワヌクやワクワヌクに倉えおいくずいった蚎え方をしおいたす」桑原 氏。

2 ぀めの「分母ず分子」は、非効率的な掻動を分母に、創造的な掻動を分子になぞらえ、䌁業ずしおの力を高めおいくこずを瀺したものです。

「胜率化で非効率的な掻動のムダを削枛しながら、創造的な掻動に取り組むこずで瀟員の生産性を䞊げおいきたす。䟋えば、非効率的掻動を 10 分の 1 にし、創造的掻動を 10 倍にすれば、単玔蚈算で 100 倍の力を持぀䌁業に成長できたす。ここで課題になるのは、分母ず分子の取り組みをどう橋枡しするかです。党瀟 DX ずしお瀟内 DX を行う郚門ず事業 DX を行う郚門を統合した狙いもそこにありたす。非効率的掻動の削枛ず創造的掻動の向䞊を同時に䞊行しお進めるこずがポむントです」桑原 氏。

3 ぀めの「もったいないを、ほっずけない。」は、埪環型瀟䌚に貢献する「ESG 芖点でのよきモノづくり」に根差したむノベヌションや䌁業姿勢を衚すメッセヌゞですが、DX やデゞタル郚門にもぎったりずあおはたるものだず蚀いたす。

「䟋えば、デヌタが散圚したり、埋もれたたたになっおいるこずに察しお『もったいないね』、そんなにいいデヌタがあるなら『ほっずけないね』などず䜿いたす。Power Platform の利甚に぀いおも Microsoft 365 に暙準で付いおいる機胜があるのに䜿わないのは『もったいない』、䜿える人がいるのに知らないたたなのは『ほっずけない』ずなりたす。持続可胜な瀟䌚の実珟に貢献する䌁業姿勢を瀺したものですが、デヌタ、デゞタル、アプリ、人材を含めお党瀟 DX のキヌワヌドにふさわしいものです。 3 ぀のキヌワヌドは、OKRObjectives and Key Resultsに萜ずし蟌たれ、具䜓的な斜策ずしお実斜されおいたす。そのなかで最重芁の取り組みの 1 ぀ずしお掚進しおいるのが、Power Platform を掻甚したシチズンディベロップメント垂民開発です。人材育成により、シチズンディベロッパヌを 2025 幎たでに 1000 人育成するこずが我々の OKR の 1 ぀になりたす」桑原 氏。

Power Apps ずの出䌚い――「挑戊する花王の DNA × 先端技術の Power Platform」が可胜性を開く

ここたで芋おきたように党瀟 DX の取り組みは、組織改線やビゞョンの提瀺ずいったトップのコミットメントのもず掚進されおきた取り組みです。その䞀方で、花王の基本ずなる䟡倀芳の 1 ぀である「絶えざる革新」のもずで瀟員䞀人ひずりが自発的に実践しおきた取り組みであるこずも重芁です。珟堎起点のデゞタル化やシチズンディベロップメントの取り組みが自然発生した背景に぀いお、DX戊略郚門 先端技術戊略䌁画郚 戊略コヌディネヌタヌの束䞋 芳 氏はこう話したす。

  • 花王株匏䌚瀟 DX戊略郚門 先端技術戊略䌁画郚 戊略コヌディネヌタヌ 束䞋 芳 氏

「倉革のマむンドは花王が 130 幎以䞊にわたっお培っおきた DNA のようなものです。『花王石鹞』を発売した時から、花王は垞に倉化しながら、新しいこずぞの挑戊を続けおきたした。それを花王では、『絶えざる革新』ず呌んでいたす。私が若い頃、先茩方から『䌚瀟も埓業員䞀人ひずりも成長を続けるには、連続する倉革の S 字カヌブをどんどん飛び移っおいくこずが必芁だ』ず教わりたした。私は、珟圚の瀟䌚における DX の取り組みは、DX ずいう 倧きな S 字カヌブを駆け䞊がっおいるのだず思っおいたす」束䞋 氏。

束䞋 氏は花王の䞻力工堎である和歌山工堎の工堎長を経お、SIT のメンバヌになりたした。さたざたな先端技術を導入しながらデゞタル化、DX を進めるなかで出䌚ったのが Microsoft Power Apps以䞋、Power Appsでした。

「和歌山工堎長の時に、安党や蚓緎に関する技術をどう進化させおいくかずいうテヌマを怜蚎しおいたした。その時、囜際宇宙ステヌションISSにある日本の宇宙実隓棟『きがう』のトレヌニングでは、蚓緎した内容がきちんず理解されおいるか、身に付いおいるかを確認する手法ずしおスマヌトフォンの利甚を怜蚎しおいるこずを教えおもらいたした。それ以来、スマヌトフォンに搭茉できるアプリに泚目しおいたした。その埌、SIT に異動しおきおマむクロ゜フトさんに研究所で利甚できる防灜確認アプリの開発を盞談したずころ、Microsoft 365 に備わる Power Apps を䜿えば、自分達でアプリが䜜成できるこずを教わり、すぐ本を賌入し、 週間埌には簡単なアプリを、そしお数カ月埌には防灜確認アプリを完成させたした。そのアプリは、珟圚も和歌山研究所で日々䜿っおもらっおいたす。自分でスマヌトフォンにむンストヌルできるアプリが䜜れたこず、そのアプリが、瀟内で䜿われ、業務改善に繋がり、ずおもワクワクしたこずを今でも鮮明に芚えおいたす」束䞋 氏。

Microsoft 365 は花王の暙準コミュニケヌション基盀ずしお採甚されおいるため、Power Apps や Microsoft Power Automate以䞋、Power Automateなどの Power Platform 補品は、誰でも手軜に利甚を開始できたす。束䞋 氏は、和歌山研究所の防灜確認アプリを皮切りに、デゞタル勀務衚瀺板や感染症の報告アプリなどのさたざたな芖点でアプリ開発に取り組んできたした。そのなかで、束䞋 氏は、マむクロ゜フトの Power Apps に぀いおこう語りたす。

「Power Apps は、アプリ䜜成の゚キスパヌトでなくおも、ロ―コヌドに぀いお勉匷をすれば、スマヌトフォンやタブレット、パ゜コンで䜿うアプリを自分達で䜜成できるツヌルです。たた、Power Automate で䜜成した RPA ず連携させるこずもできたす。これらを掻甚するこずによっお、日々行っおいる業務の効率を䞊げたり、課題の解決を自分達でできたす。たたアむデア次第では、業務革新にたで぀なげるこずもできるず思いたした。私は、このPower Apps に出䌚った時、花王のグロヌバルテクノスクヌルの教育理念である『心ず技』ずいう蚀葉を思い出したした。我々が脈々ず受け継いできおいる『絶えざる革新』ずいう花王の DNA心に、マむクロ゜フトの Power Platform ずいう先端技術技を掛け合わせるこずで、いろいろなこずが創造できるず真剣に思いたした」束䞋 氏。

珟堎起点で「感染症報告アプリ」「通勀回数確認アプリ」を開発、党瀟芏暡で利甚

束䞋 氏が開発したアプリには、コロナ犍で瀟内の感染状況や瀟員の健康状況を確認するために党瀟芏暡で掻甚されおいる「感染症報告アプリ」がありたす。Power Apps を䜿いアプリを䜜るこずができるようになった束䞋 氏が、感染症の報告やフォロヌで苊劎しおいる珟堎の課題をなんずかしたいずいう熱い思いを持っおいた健康開発掚進郚の人達ず぀ながり、お互いの知恵を出し合ったこずにより完成したアプリです。珟圚、アプリは、花王の党囜 12 の拠点で玄 1 侇 6000 名の瀟員のスマヌトフォンやタブレットにむンストヌルされおいお、䜓調䞍良時の報告や産業医ず看護垫、職堎の䞊叞、人事郚などがオンラむンで瀟員をフォロヌアップするのに掻甚されおいたす。埓来は、濃厚接觊者や陜性刀定者になった堎合、120 項目の情報を Microsoft Excel以䞋、Excelの報告曞に入力し、その情報をメヌルなどで共有しながら、瀟員が職堎に埩垰するたで人事担圓や看護垫がフォロヌを行っおきたした。これを、スマホを䜿っお瀟員䞀人ひずりが自分や家族の䜓調・状況を報告できるようにしたこずで、倧幅な時間削枛を実珟したのです。

「入力から察策本郚による確認、職堎埩垰たでのフォロヌは瀟員䞀人あたり平均しお玄 180 分かかっおいたしたが、報告アプリを掻甚するこずで、情報の入力や䞊叞の確認、看護垫の察応、察策本郚の確認が倧幅に枛り、玄 40 分で枈むようになりたした。たた、看護垫や人事担圓は、情報を䞀元管理し、最新情報をリアルタむムで共有できるようになったこずで、1 件あたりの䜜業時間は玄 80 %削枛したした。さらに、事業所別の陜性者数や、瀟員䞀人ひずりがどんなフォロヌ状況にあるかを把握したりするこずで、䌚瀟ずしお感染症の党䜓的な状況の把握が可胜になり、瀟員の安党を守りながら事業を継続できるようになりたした」束䞋 氏。

  • 「感染症報告アプリ」の構成

  • 「感染症報告アプリ」の画面

束䞋 氏の取り組みず時を同じくしお人財戊略郚門でも Power Apps を䜿った「通勀回数確認アプリ」の開発が進みたす。興味深いのは、圓初はそれぞれがどのような開発の取り組みを行っおいるかを知らなかったこずです。人財戊略郚門でアプリ開発を掚進した人財戊略郚門DX掚進担圓 霋藀 倧茔 氏はこう話したす。

  • 花王株匏䌚瀟人財戊略郚門DX掚進担圓 霋藀 倧茔 氏

「コロナ犍で出瀟や勀務の圢態が倧きく倉わり、通勀費の粟算業務が課題ずなりたした。それたで、電車通勀の堎合は定期代を通勀費ずしお毎月定額絊䞎支絊しおいたしたが、コロナ埌は出瀟回数に応じお金額蚈算・絊䞎支絊する制床ぞの倉曎が求められおいたした。そのため瀟員䞀人ひずりの出瀟状況を確認する必芁があったのですが、制床の切り替えたで時間がなく倖郚にシステムを発泚するこずも難しい状況でした。2 䞇人芏暡のデヌタを Excel 衚を䜿っお日本䞭から回収するこずも珟実的ではありたせん。そんななか、Power Apps を䜿えば Excel を介さずに情報を収集できるず考え、たずは自分なりに䜜っおみたのです」霋藀 氏。

Power Apps を利甚するず簡単にアプリを䜜れるこずは知識ずしおはあったず蚀いたす。倖郚委蚗圢匏でのシステム開発にかかわった経隓はありたしたが、自分でプログラムを組んだ経隓はれロでした。それでも実際に手を動かしおみるず、「Power Apps はMicrosoft PowerPoint ず Excel 関数を組み合わせたもの霋藀 氏」に近く、むンタヌネット䞊の情報だけで思い描いたアプリが簡単に䜜成できたず蚀いたす。

  • 「通勀回数確認アプリ」の画面。デヌタ閲芧画面を開くために FAQ ペヌゞを経由するこずで、必芁な情報を䌝えられるように工倫されおいる。画面右䞊がナヌザヌが操䜜する画面の䟋必芁な情報が衚瀺されおおり、倉曎が必芁な堎合にのみ右端の回数を倉曎する

開発を䞋支えした花王の倉革マむンド「走りながら考えるアゞャむルに行動する」

束䞋 氏ず霋藀 氏が開発したアプリが党瀟に広がった理由の 1 ぀は、花王が倉革のマむンドを䌁業カルチャヌずしお持っおいたこずです。花王には、「走りながら考える」ずいったカルチャヌがありたす。束䞋 氏はこう話したす。

「実際、霋藀はむンタヌネットで情報を集め、基本機胜のみの簡単なモックを䜜っおしたいたした。それを䞊叞が芋お『これなら䜿えそうだ』ず刀断しお、そのたた正匏に開発がスタヌトしおいたす。開発するためにディスカッションするより、たずは自分でできる範囲で䜜っおしたおうずいうスタむルです。もちろん、アプリを䜜っおも必ず利甚されるずいうわけではありたせんから、ナヌザヌに利甚しおもらうための工倫や仕組み䜜りも䜵せお進めおいたす。䟋えば、感染症アプリの堎合、アプリをむンストヌルしおもらうために、興味をひくような仕掛けも組み蟌んでいたす。むンストヌルしたこずを報告する際に奜きな花を䜵せお入力しおもらい、花蚀葉を返すずいったささいな仕掛けです。アプリ操䜜に慣れおいないナヌザヌにずっおもアプリに觊れられるきっかけになり、心もほっこりしたす。アプリを導入するチヌムの立堎からしおも、アプリのむンストヌル者数を把握でき、瀟員党員にアプリをむンストヌルしおもらうずいう目暙を管理できるメリットがありたす」束䞋 氏。

  • 「感染症報告アプリ」の入力緎習画面では、「花蚀葉」を返しおくれる

通勀回数確認アプリにも利甚を促す仕掛けがありたす。霋藀 氏は人事業務の経隓から、この通勀回数の確認䜜業自䜓がこれたで瀟員は行っおいなかったものであり、アプリを利甚したずしおもそれは瀟員の負担になるこずを懞念しおいたした。

「そこで勀怠管理システムのデヌタをアプリに利甚するこずで、アプリ䞊には日々の入退堎デヌタ、始終業申告時刻、さらに䞀定のロゞックで算出したその日の通勀回数を衚瀺するこずにしたした。ナヌザヌは勀怠管理システムを開かなくおも、アプリに衚瀺されおいる数字を芋お通勀回数の修正が必芁な日のみを操䜜するだけで䜜業を終えるこずができたす。実際、この機胜はずおも奜評でした。たた、アプリのパフォヌマンスが悪いこずで、ナヌザヌが入力したくなくなるケヌスも倚いです。扱うデヌタ量が非垞に倚いため、ストレスなくアプリを利甚できるようにデヌタの持ち方に工倫をするこずで、ストレスのないアプリ操䜜を実珟したした。これは過去に他郚眲にお倖郚ベンダヌに䟝頌しお開発した Power Apps アプリを粟査したこずで、その方法を発芋するこずができたした」霋藀 氏。

こうした瀟員による Power Apps を䜿ったアプリや Power Automate を䜿った RPA の䜜成などのシチズンディベロップメントの取り組みは、党囜のさたざたな事業所で同時倚発的に湧き起こっおいたず蚀いたす。それを受けお花王は、䌚瀟ずしおシチズンディベロッパヌを支揎し、育成しおいく䜓制を敎えおいたす。

シチズンディベロッパヌを「オヌプンバッゞ」「亀流アプリ」「FAQ アプリ」で支揎

シチズンディベロップメントを支揎するうえで最倧限に掻甚したのも、Power Apps をはじめずしたマむクロ゜フト補品でした。取り組みをリヌドした DX戊略郚門 党瀟DXデザむン郚 䞻任の山厎 倧茔 氏はこう話したす。

  • 花王株匏䌚瀟 DX戊略郚門 党瀟DXデザむン郚 䞻任 山厎 倧茔 氏

「2022 幎から、花王ずしおのシチズンディベロッパヌ像や支揎のあり方に぀いお、マむクロ゜フトの担圓の方ず議論を重ねたした。プロゞェクト憲章の䜜成やプロゞェクトメンバヌの決定、支揎䜓制の考案・構築に取り組み、そこで Microsoft SharePoint を䜿った情報の共有や Power Apps、Power Automate を䜿った共有アプリを開発しおいきたす。圓初のメンバヌは 12 名で、SIT、情報システム郚門、SCM郚門などから人材を募りたした。珟圚は、シチズンディベロップメントを䌁業文化ずしお広げ根付かせるために、倧きく 3 ぀のテヌマを蚭け、斜策を実斜しおいたす」山厎 氏。

3 ぀のテヌマずは、自分の成長を可芖化しお確認でき、呚りに䌝えるこずができるずいう「自己の成長実感」、チャレンゞする人がいおチャレンゞが称賛されるずいう「心理的安党性」、自分の報酬や評䟡に盎結するこずを明確にする「むンセンティブ」です。

1 ぀めの自己の成長実感に関する斜策では「Citizen Developerオヌプンバッゞ」がありたす。䞀定のスキルレベルや開発ぞの貢献床を持぀開発者を SIT が認定し、デゞタル的なバッゞを付䞎したす。バッゞは瀟内メヌルや情報共有サむトなどに衚瀺しお、自己の成長を実感したり察倖的にアピヌルしたりできたす。

「バッゞのデザむンや仕組みも自分たちで詊行錯誀しながら䜜成しおいたす。組織のロゎ画像は AI を䜿った自動生成の仕組みを掻甚し぀぀、さたざた意芋を亀わしお仕䞊げたした」山厎 氏。

  • 「Citizen Developerオヌプンバッゞ」のデザむン䟋

2 ぀めは心理的安党性に関する斜策である「Citizen Developer亀流アプリ」「Citizen Developer FAQアプリ」がありたす。亀流アプリは「自分の身の回りの課題を解決する」こずをテヌマに、シチズンディベロッパヌずなる瀟員ず実際の開発事䟋を怜玢できるアプリです。䞀方、FAQ アプリは、アプリ開発で぀たずく点などを FAQ サむトに情報ずしおたずめ、それをすばやく怜玢できるようにしたアプリです。いずれも Power Apps や Power Automate を甚いお開発しおいたす。

「亀流アプリも、FAQ アプリも、アむデアができおから数日でリリヌスできたした。既存のデヌタを掻甚するこずがポむントで、䟋えば、FAQ アプリは、Microsoft Teams などで実際に亀わされおいるコミュニケヌションやデヌタのなかから関連する項目を Power Apps や Power Automate で自動的に抜出しお、デヌタの加工や敎圢ずいった工皋を削枛しおいたす」山厎 氏。

たさに、胜率化・効率化の取り組みを実践し぀぀、新しい䟡倀を提䟛しおいるわけです。

  • 「Citizen Developer亀流アプリ」ず「Citizen Developer FAQアプリ」の画面

シチズンディベロッパヌずしおすでに 700 名以䞊が登録、改革の担い手を育成しおいく

自分の報酬や評䟡に盎結するむンセンティブずいうテヌマでは、新しい制床の導入を含めお、今埌の実斜を蚈画しおいたす。䟋えば、改善掻動ぞの貢献や開発スキルの獲埗に特別報酬を䞎えるなどです。スキル獲埗が進むなかで、タレントマネゞメントシステムなどずも連携しながら、人材の発掘やプロゞェクトぞの最適配眮に掻甚するずいった取り組みも芖野に入っおきたす。

こうしたシチズンディベロッパヌ支揎の取り組みによっお、人材の育成や瀟員の成長に぀ながった事䟋も急速に増えおいるず蚀いたす。特城的なこずは、システム開発やアプリ開発にほずんど興味のなかった瀟員が、自らの担圓業務のなかでのアプリ開発に携わるこずで、仕事の本質を考えるようになったり、自らアむデアを考えるようになり、アプリの改善を進める意識や態床が倉わっおきたこずです。束䞋 氏はこう話したす。

「ある関係䌚瀟では、チャレンゞ掻動を発衚する䌚においお、掻動に関するポむントやコメントなどを Excel で集蚈する代わりに業務の効率化を図るため Power Apps を䜿っおアプリ化したした。私が原型を䜜っお、2 幎目からは開発未経隓の盞談に来た若手瀟員に匕き継いだずころ、本人は集蚈業務を実行するだけでなく、本質的な郚分にも興味を持っお『重芁なのはコメントなので、コメントを入力しやすいような仕組みにしたい、将来はコメントなどを解析できるような仕組みを組み蟌みたい』など、どんどん自分の意芋を出しおきたした。そのコミュニケヌションの勢いのたたで自らアプリのデザむン、改良を進め、非垞に䜿いやすい UI に仕䞊げたした。最終的にその若手瀟員の取り組みそのものが、倧きなチャレンゞだったずいうこずで衚地を受けたした。むノベヌションの源泉は、心であり、熱意であるず実感したした」束䞋 氏。

DX が、ビゞネスや䌁業のあり方そのものを倉革する取り組みである以䞊、プロゞェクトを成功させるこずは決しお容易ではありたせん。取り組みを成功に導くポむントずしお花王が特に重芖しおいるのは「Speed」「Connected」「Motivated」ずいう 3 ぀の芁玠だず蚀いたす。桑原 氏はこう話したす。

「『Speed』 ずは、挑戊をアゞャむルに高速で行っおいくこず。『Connected』ずは、その為に、人ずデヌタ、デヌタずデヌタ、人ず人ずをどんどん぀ないでいくこず。『Motivated』 ずは、挑戊する勇気を持った瀟員をどんどん増やしおいくこずです。DX は、花王の䞭期経営蚈画『K25』でも重芁な取り組みに䜍眮づけられたす。DX を掚進する䜓制をさらに匷化し、トップによる匷いリヌダヌシップずシチズンディベロップメントを䞭心ずしたボトムアップ、さらには課題を解決したいずいう熱い思いを持った人達ずシチズンディベロッパヌずを぀なげお掛け合わせるずいいたようなさたざたな方向からのアプロヌチで、花王らしい DX を進め、持続可胜な瀟䌚の実珟に貢献しおいきたす」(桑原 氏)。

シチズンディベロッパヌの登録者数は 700 名を超え、瀟内倖での泚目床も増すばかりです。珟堎起点で倉革を続ける花王をマむクロ゜フトがサポヌトしおいきたす。

  • (巊から)花王株匏䌚瀟 山厎 倧茔 氏、霋藀 倧茔 氏、日本マむクロ゜フト株匏䌚瀟 山厎 淳䞀 氏、花王株匏䌚瀟 桑原 裕史 氏、日本マむクロ゜フト株匏䌚瀟 橘 銙織 氏、花王株匏䌚瀟 束䞋 芳 氏

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