2022年から爆発的に広がっている第四次AIブームはとどまることを知りません。毎日のように新サービス・技術が登場し、大手のプロダクトも頻繁にアップデートが繰り返されています。本連載では生成AIを中心に、今注目すべきAIのサービス/ソフト/ハードなどのレビューやニュース、インタビュー、イベントレポートなどを紹介します。→過去の「柳谷智宣のAIトレンドインサイト」の回はこちらを参照。
「ChatGPT Pro」は長文の作成能力がダントツ
2024年12月にリリースされたChatGPT Proは月額200ドルながら、高性能なo1 Pro modeを利用できるので多くのユーザーが利用しています。OpenAIの予想以上に利用されており、CEOのサム・アルトマン氏はChatGPT Proサブスクリプションは赤字だとXに投稿しました。
insane thing: we are currently losing money on openai pro subscriptions!
— Sam Altman (@sama) January 6, 2025
people use it much more than we expected.
推論性能が高く、コードを書いたり、理工学系の問題を解くのが得意です。筆者としては、長文の作成能力がダントツに上がったと感じています。性能がいいうえ、出力できるトークン数が多いのです。今回は、ChatGPT Proの効果的な活用方法を紹介します。
1万6000文字の面白いラノベが5分で生成できる
長文を書けるとなると、まず思い浮かぶのが小説だという人も多いでしょう。筆者もいろいろと試していますが、なかなかのレベルです。実際に試してみましょう。まずは、プロットを入れる必要がありますが、これもChatGPTに考えてもらいましょう。
「転生物のプロットを考えてください」と1行だけ入れて、出力をコピーします。英雄に転生しようと思ったら魔王だった、というパターンの物語です。