日本製鉄は10月8日、耐水素脆化特性に優れた2.0GPa級アルミめっきホットスタンプ用鋼板(2.0G AL-HS材)が、日産自動車の新型エルグランドや海外の自動車メーカーの車体部品に採用されたことを発表した。
採用の経緯
車体の軽量化には材料の高強度化が有効とされる。一方、高強度鋼板は内部に侵入した水素の影響で強度が低下したり、割れが生じたりする「水素脆化」が起こりやすく、その克服が課題となっていた。
同社は製法の最適化により、耐水素脆化特性に優れる2.0G AL-HS材を開発した。新型エルグランドでは、車体骨格を構成する下部構造の補強部品に適用された。海外の自動車メーカーでも、車体上屋の補強部品に適用されている。
同社は今回の採用について、グローバルでの高強度ホットスタンプ材市場における競争力を示すものとしている。今後も多様な部品への適用拡大を目指し、自動車の安全性能向上や環境負荷低減を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく考えだ。
