日本製鉄は9月15日、同社の意匠性チタン「TranTixxii」(トランティクシー)が、熊野筆事業協同組合(広島県安芸郡熊野町)が製造する熊野筆の筆軸に採用されたと発表した。チタンが伝統工芸品である毛筆の軸に採用されるのは初めてだとしている。

  • 本商品展示イメージ

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チタン製筆軸の概要

今回のチタン製筆軸は、従来の竹や木を用いた筆軸とは異なる意匠性と耐久性を備える。伝統的な熊野筆に新たな素材や表現を取り入れ、その魅力を次世代につなぐことを目指すという。

製造・販売は熊野筆事業協同組合が担い、毛筆加工は實森誠実堂の伝統工芸士・實森得応氏が担当する。筆軸は純チタン製で、長さ180mm、肉厚0.8mm。フロスト調グラデーション発色仕上げを施しており、数量限定で販売する。

展示・販売は9月17日~30日、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)のホテル棟3階フロント横で開催中の「日本のいいもの まるッと、日本 展示販売」で実施する予定。なお、日本の「書道」はユネスコ無形文化遺産への提案対象となっており、2026年11月末から12月初めに審議・決定される見込み。

熊野筆事業協同組合は、書道文化への関心が高まる中、今後は贈答品や胎毛筆(誕生記念筆)など、人生の節目に寄り添う商品への広がりも見込まれるとしている。

  • 本商品桐箱入り

    本商品桐箱入り

「TranTixxii」は、独自技術により多彩な色彩・色調を表現でき、軽量性、耐食性、意匠性を兼ね備えたチタン素材。建築物の屋根・外装材のほか、生活用品や趣味・嗜好品などにも用途を広げており、今回は文具・工芸分野での採用となる。