北海道電力は9月18日、セコマが開店した「セイコーマート宮下通店」(北海道旭川市)で、エネルギー利用の最適化に向けた共同実証を開始すると発表した。同店は北海道電力がZEBプランナーを務め、コンビニエンスストアとして道内初となる「ZEB」認証を取得した。実証期間は2029年7月末まで。

  • 省エネ実証で連携するセコマと北海道電力のロゴ

    省エネ実証で連携するセコマと北海道電力のロゴ

店舗の概要

同店は、高断熱化やエコキュートの導入などによる省エネと、太陽光発電設備の設置などによる創エネを組み合わせ、寒冷地においても年間の一次エネルギー消費量を基準建築物比で108%以上削減。8月5日に最高水準の「ZEB」認証を取得した。建物は木造平屋建で、延床面積は199.50m2

  • セイコーマート宮下通店

    セイコーマート宮下通店

ZEBは、快適な室内環境を保ちながら、省エネと創エネによって年間の一次エネルギー消費量をゼロ、または概ねゼロにする建築物。削減率に応じて区分され、最高水準の「ZEB」は100%以上の削減を達成したものとなる。

多店舗を展開するセコマでは、継続的な省エネ改善に向け、店舗ごとのエネルギー使用状況の見える化や、空調・ショーケースなどの遠隔制御が課題となっていた。北海道電力はこれまで、セイコーマート店舗の省エネ化やエネルギー利用分析に取り組んできた。

実証の概要

共同実証では、店舗内のエネルギー使用状況や設備の運転状況を計測・収集し、可視化・分析・制御するビル管理システム「BEMS」を同店に導入。取得データの分析や機器制御による効率的な運用などを通じ、エネルギー利用の最適化と省エネ効果の最大化に向けて検証する。

  • セイコーマート宮下通店の共同実証イメージ

    セイコーマート宮下通店の共同実証イメージ

両社は実証で得られた知見を活用し、セイコーマート店舗のさらなる省エネ化・脱炭素化に取り組むとともに、脱炭素化と経済の活性化や持続可能な地域づくりを同時に進める「ゼロカーボン北海道」の実現に貢献していく考えだ。