Windows 11には、タスクバーからアプリを直接強制終了できる「タスクを終了する」機能が用意されている。通常は応答しなくなったアプリを終了する際などに利用する機能だが、閉じるボタンを押してもバックグラウンドで動作し続けるアプリを終了し、メモリを解放する用途にも使える。

Windows Latestは9月14日(現地時間)、「You don't need Task Manager, Windows 11's End Task button kills apps from the taskbar, and here's how it works」において、WhatsApp、Teams、Discordなどを例に、この機能の活用方法を紹介した。

Windows 11の便利機能「タスクを終了する」とは

機能を使うには設定アプリを開き、「システム」→「詳細設定」→「タスクバー」セクションにある「タスクの終了」をオンにする。この設定は2025年9月ごろまで「システム」→「開発者向け」→「タスクの終了」に配置されていた。

  • 「設定」→「システム」→「詳細設定」にある「タスクの終了」をオンにする

    「設定」→「システム」→「詳細設定」にある「タスクの終了」をオンにする

設定を有効にすると、タスクバーに配置された起動中アプリのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に「タスクを終了する」または「すべてのタスクを終了」が追加される。アプリを終了させたい場合は、このメニューをクリックすることで強制終了させることができる。

「タスクを終了する」と「すべてのタスクを終了」は、起動しているタスクの数で決定される。メモ帳を1つ起動すると「タスクを終了する」が表示され、複数起動すると「すべてのタスクを終了」に切り替わる。「すべてのタスクを終了」をクリックすると、起動しているアプリがすべて終了する。

  • 設定を有効にすると、タスクバーのアプリを右クリックした際に「タスクを終了する」が表示される

    設定を有効にすると、タスクバーのアプリを右クリックした際に「タスクを終了する」が表示される

なお、複数起動しているタスクの1つを選択的に終了させることはできない。この場合は従来どおり、タスクマネージャーを起動して個別に終了させる必要がある。

閉じても残るアプリを終了してメモリを解放

「タスクを終了する」機能は手軽な終了手段だが、1つ注意点がある。ウィンドウ右上の閉じるボタンとは異なり、アプリにデータの保存や終了処理を行う機会を与えない問題がある。メモ帳やペイントで編集中であっても問答無用で終了させてしまうため、データを失うリスクがある。

一方で、「閉じるボタンをクリックしても生き残るアプリ」を終了させることが可能というメリットがある。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS: Social networking service)関連のアプリはその傾向が強く、さらにWebUIを使用していることから常時大量のメモリーを消費する問題を抱えている。

このようなアプリは通知領域から終了させることも可能だが、煩わしい場合は「タスクを終了する」機能で強制終了できる。バックグラウンドでアプリが使用していたメモリーを解放したい場合にも有効だ。